鉄道乗りつくしの旅の続きです

駅前の商店街にある11時51分に末広町の停留所から万葉線に乗り去年移設された区間を乗る
バスに乗り12時15分に新高岡駅前に戻りました

バスの運賃は160円

東京の都バスや地元の神奈中バスに比べ安く手頃な値段です

約10分おきに発着するのに…地鉄バスや加越能バスが一時間おきに運行するローカル路線の集まりなので

高岡駅では北口と南口とその都度にバラバラな乗り場から出るので少し複雑で面倒ではありますが…

新高岡駅の近くには

新しくイオンモール高岡が出来てます

本来なら東西に走る新幹線は県道とイオンモールの辺りに造られる予定でしたが…

高岡から南北に
新幹線とは垂直に交差するJR城端線に接続するために

わざわざ計画を変更して今の場所に造りました

なので少しだけ県道からは距離が離れてしまいました

次は12時22分に発車する新高岡駅の北陸新幹線つるぎ713号に乗り

終点の金沢駅をめざします

乗車券はありますが…

途中でのアクシデントによる予定変更も考え新高岡駅から金沢までの特急券は買ってなかったので

乗る為には特急券を買わなくてはいけません



みどりの窓口には長い並び列が出来ているので



近くの券売機できっぷを購入

三台ある券売機の前にも数人の列が並んでます
発車まで残り7分・・・少し焦ります

やっと自分の番に券売機はタッチパネルで操作
さきほど乗った『はくたか号』では勝手に指定席に座られたので
今回は自由席に乗る事にします

自由席の特急券だけを購入するには…
乗車券付き指定席券の画面から自由席の画面を選択
乗車する日にちから登録して
乗車券を買わない確認画面へと進む
何度もパネル画面を押して操作して手こずる
東海道新幹線や特急ロマンスカーの様に直ぐ乗る列車に関しては
もっと簡単に買えればと思います
やっと購入して改札を通り階段を上る


直ぐに『つるぎ713号』の入線アナウンスがあり
スルスルと静かに新幹線が到着

この新幹線は先程乗った車両と同じ12両編成ですが…
先頭の特別車両グランクラスと10号車から8号車の合わせて4両には乗車する事が出来ません
『つるぎ713号』は富山駅から新高岡を停車して金沢駅までの僅か2駅しか運行してません



最短は22分間



これは北陸本線が区間廃止なったために



金沢駅で1時間おきに発車する

大阪行きの特急『サンダーバード号』と

米原や名古屋方面のエル特急『しらさぎ』号にかわりに連絡するためです



短い距離なのでグランクラスのサービスと一部の車両を閉めて人件費を抑えるためです



その為に東京からの『はくたか号』とは名前を変えて『つるぎ号』という名前で区別しています



つるぎ号という名前の選定理由は名前を募集した公募で4位の得票を得たためで

「かつて北陸と関西を結んだ列車として馴染み深いため」とされてます



『つるぎ』は20年前まで大阪と新潟の間に走っていた寝台特急のブルートレインについていた名前で



列車名は北陸本線の沿線にある立山連峰の剱岳より採られたみたいです



乗ったのは最後尾の1号車の『W723-104』

車両番号の前にあるWはWESTのWなのでJR西日本の車両です



車両のドア横には

E7系・W7系新幹線共通の

「車両ロゴマーク」が

数字の7を図案化している

車両のアクセントカラーをここにも活かしていて

スピード感あふれるマークが車体に添付されてます



12時22分に発車メロディが流れる



新高岡駅は雅楽に使う楽器「おりん」を使用した風鈴の様なオリジナル発車メロディです

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車内はガラガラで10人低度の乗客一番後ろの海側の席に座る

ドアが閉まりホームドアもスライドして発車

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写真を撮るホームの見物人が見送る中を振動も無くスルスルと加速

能登半島の付け根部分の田園地帯を走る
新潟ほど遮音壁が高くないので車窓からの眺望は良いですが…

何処にでもある様な風景を進む
つかず離れず並走する先週まで北陸本線の線路と並走しながら

金沢の車両基地が広がるJR西日本の金沢総合車両所で

たくさんの特急電車や電気機関車が留置されてます

金沢駅が近くいて減速

横には在来線の高架が米原行きのエル特急『しらさぎ60号』になる回送電車が並走してきます
今までは『しらさぎ号』に使用されていた新型683系の車両でしたが…

土曜日から走り出した特急『はくたか号』に使われてた681系でした

エル特急しらさぎ号に使われるため683系と同じ黄色と青の細いラインが添付されてますが…

今まで頸城の山々をトンネルで160キロの高速走行をしてた為か

車体は色褪せて古さを感じます
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そのまま仲良く金沢駅へと滑りこむ
ホームにはたくさんの見物人が写真を撮ってます

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12時36分に定刻到着

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これで念願の全国の新幹線を全て乗った事になります

今日一日で全席指定席で速達タイプの『かがやき号』
停車駅が多く自由席が有る『はくたか号』に
シャトル運転の『つるぎ号』にも乗れたので

去年の九州新幹線に乗った時同様

全ての新幹線の愛称名に乗れた事になります

つるぎ713号から降りると

子供連れや老夫婦の見物人で狭いホームは賑やかです

金沢駅の新幹線の駅は

20年以上前に北陸本線の駅を高架駅に作り直す際に新幹線の駅も建設されました

北陸新幹線が開業するまで

何も使われず雨や雪にさらされるのは建物にとっては寿命を縮めるだけですが…

それだけ新幹線が来るのを地元が待ち望んでたのかも知れません

2分ほどしてホームの反対に東京からの『かがやき号』が到着

しかし速達の新幹線から降りたお客さんは少ないです

金沢駅のコンコースは

たくさんの人々がいて賑やかです

全体的に清潔感のある白を貴重とした真新しい装いとなっていますが

部分的には漆色に赤や青の原色と金色の装飾が美しいです

新幹線で訪れる乗客をもてなそうと柱には

石川県が開発したオリジナルの7色のフリージア

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「エアリーフローラ」が3万本使って花束の様に飾られて開業ムード一色に包まれてます

新しく開業した北陸新幹線は

従来の長野新幹線を金沢まで228km延伸する形で開業しました。

最高時速は整備新幹線なので260km

東京と金沢を一日27往復し

約2時間半で結びます。

これまでに比べて1時間20分ほど短縮されますが…

個人的には…料金が高い割には

もっとルートのカーブを減らしてスピードアップをはかって欲しかったです

建設費を抑えるため時速260キロに抑えた整備新幹線となったので…

仕方ないかもしれませんが…

速さで飛行機に負け

安さで高速バスに負けてでは

九州新幹線の様になってしまいます

特に安中榛名駅や佐久平へと大きく迂回してしまった為に

東京から長野の間は

在来線を改良した場合と大きな時間の変わりがなく

羽田空港から飛行機を利用した場合に比べてメリットが少ないのが…少し物足りなく感じます

新幹線を作った為に

多くの人にとって生活路線である
長野から金沢までの信越本線や北陸本線を廃止してまで…
得たメリットが薄く感じます

今は北陸新幹線の開業ブームで臨時運転の『かがやき号』がたくさん走っていますが

利用が少なければ

上越新幹線などの様に速達タイプの列車が次々と減らされて不便になる事も…懸念されます

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発着する新幹線を眺めてコンコースなどを見学していたら
あっという間に次に乗る富山行きの発車時間が迫ってます

 

 

IRいしかわ鉄道

 

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新幹線の駅員のいる改札で

金沢までの切符に無効印を押してもらう
 
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駅前を少しだけ散策
木を組んだ巨大な門を遠目で見て
今度は新幹線駅の奥にある在来線の駅に行く
改札口で青春18切符を見せ入場して階段をのぼる
ホームに着くと
既に電車が来ていて
たくさんのお客さんが乗る
金沢駅から乗る電車は短い2両編成の車両です

直ぐに発車時間となったので先頭の車両に乗り込む

乗ったのはIRいしかわ鉄道のクモハ521-55

JR西日本の北陸本線で活躍している最新の車両と同じタイプの車両です

車内はアーバンネットワークで活躍する最新の新快速電車と同じ転換出来る座席です

軽量ステンレスの車体に石川県の旗の地色と同じ空色のラピングシートが張り付けてます

IRいしかわ鉄道(アイアールいしかわてつどう)は

石川県が主体となった金沢市に本社を置く第三セクター方式の鉄道です

名前のアイアールはIshikawaとRailと

県民に親しまれる「愛ある」鉄道を目指すという思いを表したキラキラネームです

運行はJR西日本の金沢駅から県境の倶利伽羅まで廃止された北陸本線の線路を継承した路線です

車両としてはJR西日本から中古として

521系電車2両編成を3本を譲り受けて

他にIR用に新たに製造した2編成を譲渡してもらい

金沢総合車両所運用検修センターの一部を取得して車両基地として使用しています

電車の検修等はJR西日本とあいの風とやま鉄道に委託して行う様に協議しています

主に普通電車と通過するJR貨物のコンテナ貨物が運転する鉄道です

電車は高架線を走り

さきほど乗った北陸新幹線と並走してます

坂を下り金沢の市街地を抜ける

かがやき号が高速で抜き去り

新高岡から乗って来た

W7系新幹線も折り返し

つるぎ510号としてスル~スル~と走り去る

あっという間に2本の新幹線に抜かれた電車は東金沢、

JR西日本の金沢総合車両所の横を通る

北は新潟から南は大阪までの6種類の特急の発着と七尾線や北陸本線の鈍行電車を整備と管理していた車庫には

特急しらさぎ号から撤退した683系電車や

先週まで北陸本線の通勤通学を支えていた475系電車も止まってます

たくさんの電車が止まってましたが…

中にはローズピンク色の電気機関車が目にとまりました

以前は日本海などのブルートレインを牽引して活躍していたEF81が何両も留置されてます

野ざらし状態で表面が剥がれ一面に錆が出ている機関車は

静かに解体を待つ姿は寂しそうです

津幡駅では能登半島に行くJR七尾線と別れます
この駅までは特例でJRの青春18切符が使える区間です

巡回して来た車掌さんから津幡駅からの補充券を購入

次の倶利伽羅駅はIRいしかわ鉄道の最後の駅

倶利伽羅(くりから)駅に到着

 

 

 

 
 

この駅から『あいの風とやま鉄道線』の線路となりますが終点の富山駅まで車両も乗務員もそのまま直通します

県境を越えても車内には引き続き制服姿の通学客が多いです

富山県が主体となった、あいの風とやま鉄道
先ほどJR城端線で訪れた

高岡駅に戻ってきました

 

 

隣のホームにはJR氷見線のディーゼルカーが止まってます
 
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金沢駅から乗り続けてた通学客が殆ど降りて

入れ換わりに学生さんが…たくさん乗り込む
富山行きは直ぐに発車

高岡駅から長い直線区間になり電車は揺れる事なく滑る様に走り次々に駅に停車

大きく左にカーブして

新幹線の高架線と高山本線と合流

 

 

神通川を渡ると減速して富山駅へ

 

 

 
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中澤裕子さん出演舞台『輝け主婦バンド』で訪れた時も工事してましたが…

 

 

新幹線の立派な駅が出来ましたが…

 

 

 
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富山駅行きの電車は相変わらず仮設のホームに到着しました

到着して直ぐに表示幕が回る良く観ると

 

 

 

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北陸地方には走ってない『新快速』の幕が

次は富山駅から路面電車に乗る乗りつくしの旅です