長らく、MIXIで日記を綴ってきたが、心機一転してアメブロに変更した。
特に理由はない。
先日、話題になっている村上春樹著『1Q84』を読了した。
久々に腹の底にたまる小説を読んだ思いだ。
力のある小説はどんな書評や、批判も無力化する。
大概の小説は、書評や著名人の推薦が添えられて初めて力を発揮する。
+αの文句が添えられて初めて、効力を発揮する。
しかし、村上さんの世界や人間への認識は卓越している。
現世的な価値観を超えてしまっている。
『1Q84』未読の方も多いと思うので、内容については多言しない。
この小説では「組織と人間」「宗教と人間」「人間の無力さ」が描かれている。
しかし、ラストまで読んだ方ならおわかりかもしれないが、この小説の根本を貫くのは、「愛」である。
まさしく、現代を生きる我々が今後向かう方向である。
「All Need is Love」万物は、生存せよそして愛せといった方向へ向かって流れている。それのみしか、人類が生き延びる術はないであろう。