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「魂は2度死なせてはならんよ」

今はもう天国にいる
親戚のおじさんが
ある日私にそんなことを教えてくれました。

亡くなられた方達の命の分も
私たちは
毎日を大切に有り難く生きなきゃならん。

その方達の命が教えて下さったことを
私たちはしっかりと胸に刻み
未来を作っていっていかなきゃならん。

そしてその方達が私たちに残して下さったもの
は、様々な人との出会いや経験を通して
生かしていこうな。

そんな
おじさんの言葉をまた思い出しながら
3月11日という日を過ごしています。


この10年間、新しいことが沢山起きて
いろんなことが目まぐるしく変わって

その度に変化に順応して
慣れない新しい景色もいつしか
当たり前の日常へと溶け込んでいったのかな。

10年というのは、あくまでも歳月、
まだまだ続いていく未来に向けて
この10年という区切りを

「。」ではなく10年を「、」として
あの日に立ちかえり
またここから、あの日々に感じ得た様々なことを
毎日の中にしっかりと生かしていきたいなと思う今日。

自分へのそんな思いへ向けて
10年前の自分のブログを読み返してみる。

私が経験したことは震災のほんの一部でしかありませんが
私なりに忘れたくないことが沢山書き残してありました。

震災から1ヶ月後に宮城県の山元町に
伺った時のこと
(※こちらの記事は、当時の様子の写真も含んでおります)
その数ヶ月後から何度か
音楽の仲間や、ミュージカルの後輩たちと共に
再び山元町を訪れた時のこと

そして5年経ち
再び山元町の皆さんにお会いできた時のこと

ブログにも何度も登場している
渡辺先生が、「一期一会ではなく、一会一期です。僕はめぐり逢えた一人一人との出逢いを
一生通して大切にしていきたい。」と仰ってました。

今も先生とはFacebookで近況を報告し合い

私は、あの時、皆さんから教えていただいた音楽のチカラを胸に、めぐり逢える素敵な舞台での時間のことを

先生は
震災前の美しい山元町の景色や思い出と共に
さらに温かく力強く立ち上がっていく
山元町の姿をシェアしてくださいます。

2011年3月11日が
伝えてくれたこと
残してくれたもの
そして私にできることを
未来への責任を持って
ここからまた一歩ずつ歩んでいきたいと思います。