6月1日

「レ・ミゼラブル」東京公演

沢山のお客様に見守られ
無事に大千秋楽を迎えることができました。
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全公演、誰一人欠けることなく最後まで一緒に走れたことを本当に幸せに思います。

公演期間中、大きな地震も2度ありました。
そのうち1回は公演真っ只中でした。

いつ大地震が来てもおかしくないと言われている日々の中で

こういうことがあると改めて思うのです。

自分はきっと今の人生に悔いはないと。

光夫さんが、最後のご挨拶でも仰ってましたが、

愛する人がいて、愛することがあって、
愛する人や物事にその愛を伝え続けることができる。

それって最高に幸せなことだと思う。

愛する夢、愛する人たち、そして愛する作品や役に出会い、そこに情熱を注ぎ続けた時間は愛すべき瞬間となって心の財産になっていく。

人生は限られていて、そのリミットは誰にもわからない。限られているから大切にしようと思う。

帝国劇場のB席1番後ろの席にふと立って舞台を眺めて思う。



こんな素敵な場所に自分は毎日身を置いているんだと。

カーテンコールのラストで、客席が少し明るくなり初めてお客様の笑顔が見える瞬間、その景色を眺めて本当にこう思う。

この輝く景色は、どんな宝石よりもどんな高価なものよりも価値がある最高の景色だと。
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(帝国劇場ではありませんが笑、こんな景色なんです!)


歴史あるこの帝国劇場で、歴史ある作品「レ・ミゼラブル」を生きられる。

こんな幸せはない。

2013年初めてこの帝国劇場に立った日の全身で感じた感動と繊細な感覚は今も忘れない。

当たり前って素敵なことだけど
そんな当たり前の毎日こそ奇跡だと思えるように1日1日を大切に生きていきたい。


2度目となるレミゼラブル。
正直前回よりも立ちはだかる壁は高く感じました。

2013年に出会ったキャストの方たちが、
2014年お会いしてない期間にそれぞれの活動の中でスキルや魅力を更に増して帰って来られて、すごくそれが刺激的だったし、私自身も2014年の1年間で経た経験や学びは大きなものだったと改めて感じました。

私はまだまだひよっこなので、
インプットしてきたものは他の先輩方に比べたら本当に少なくて、そのありったけのもの引き出しを、開けてはブレンドしたり単品で取り出してみたり、1つの色になるまでとことんミックスしてみたりするわけです。
そんな中で、うわーなんじゃこりゃ。って失敗もあるし、反省することの方が多い。

でもそんな時はいつも周りの先輩方がアドバイス下さり、こうしたらもっとよくなるよ。とか、こういうことに意識をシフトしてみたらどうかな。とか
この作品を誠意を持って生きる為に今大切にすべきことというのを教えて下さいました。

これからもこうして
TRY and ERRORを繰り返しながら
成長していけたらと思う。

エポニーヌもアンサンブルの鳩役。
その両方を演じさせていただく中で、

それぞれの立ち位置から見えてくる景色は、レミゼラブルの魅力を更に知ることとなり、日々の発見は数え切れないほど。
2倍生きられてとても贅沢な気分だったりもします笑

帝国劇場と離れるのはさみしいけれど、
まだまだ3分の1しか終わってない。

これからは各地方のみなさんと一緒に新たな革命を起こすんだと思うとワクワクします。

レミカンパニー全員で、心一つに
戦うものの歌を届けに行きます!


みなさん最後まで応援よろしくお願いいたします!!


綿引さやか