北アフリカ
モロッコ、フェズで寿司職人の修行をしています。
関西人のさやかです
今回は保存版
皆さんはイスラム教についてどの程度の知識をご存じでしょうか？
豚肉を食べない。
アルコールの禁止。
唯一神アッラーを崇拝する一神教である。
女性は体の美しいところ、髪をヒジャブという布で隠す。
なんて辺りはご存じの方も多いでしょう。
今回はイスラム教の精神性や宗教観に関して、
わたしが肌で感じ。
考察した事を少しずつまとめていきます。
イスラム教が国教であるモロッコにきて３か月半。
日本から見て想像していたモロッコという国や
イスラム世界。
実際に暮らしてみての感想は幾分か、
想像とは違うものでした。
イスラム教の世界観。
知れば知るほど、とても興味深いです。
よろしければ拝読頂けると幸いです
まず。
イスラム教とは？
ユダヤ教やキリスト教と同じルーツを持つ世界３大宗教の一つ。
世界中で。
22億人の信徒があると推定されていて、
キリスト教に次いで世界で2番目に多くの信者を持つ宗教です。
世界人口の約４分の１は、
イスラム教徒という計算になります。
唯一神アッラーを信奉する一神教の宗教で、
7世紀初め、
アラビア半島で預言者のムハンマドさんが、
天使ジブリール（ガブリエル）を通じて神の啓示を授かったことをきっかけに布教がはじまったとされています。
クルアーン(コーラン)
という書物が聖典で、
クルアーンとはアッラーが語った言葉です。
ちなみにこのイスラムの聖典、
クルアーンに日本人が馴染みがないのは原因が幾つかあります。
まず一つ目。
キリスト教の聖書である新約聖書と違い、
クルアーンは外国語に翻訳されたものは聖典とされないということ。
二つ目。
クルアーンが物語形式ではなく、
時系列がバラバラの短編集のような編纂形式で
アラビックに精通した人でも、
とても読むのが難しいこと。
などの理由が挙げられます。
確かに宗教大好き人間ですが、
モロッコに来てムスリムの同僚から聞いて初めて知るエピソードや思想が沢山あります。
そしてこの聖典。
神の言葉であるクルアーンには、
神と人間の関係や人間社会における生き方の規範や奨励、
崇拝行為の規定、
ハラルとハラム、
美醜・善悪の分別など様々なことが含まれていて、
ムスリム、ムスリマの信仰の源泉となっています。
ちなみに。
男性のイスラム教徒＝ムスリム
女性のイスラム教徒＝ムスリマ
と、信者の中では呼び分けられます。
一般的には男女ともムスリムとの認識で問題ありません。
イスラム圏で暮らしてみて感じるのですが。
無宗教か八百万の神々。
多神教を信奉する日本人の私達と、
唯一神を信奉する、
ムスリム、ムスリマであるモロッコ人の方々とは生きる世界観が全く違うということ。
それを肌身で感じます。
どれくらい違うかという事を少しづつ考察していきます。
モロッコにきてほんと、
驚いたのは彼ら彼女らが食べ物を何でもシェアするという。
シェア文化が根強いこと。
わたしが働いているお寿司屋さんで例えると、
一貫のお寿司でも。
お寿司のコース料理でさえ家族やカップルでシェアされます。笑
一貫のお寿司。笑
お寿司半分に切って下さい
って言われるから
もう手まり寿司でいいやん
って心の中で思ってしまいます。
お寿司切るの可哀想違います？
これは日本人的な感性なんかな？
とにかくなんでもシェアされます。笑
このシェア文化はイスラム世界の死生観と密接に関わってきます。
最後の
まとめで詳しく書きますのでしばしお付き合い下さい。
そしてイスラムといえば、
髪を隠す女性の服装が印象的ではないでしょうか？
現代でこそこの髪を隠す布
へジャブを纏わない女性が増えてきましたが
イスラムの経典クルアーンの教えでは、
女性は身体の美しい所を父親や旦那様以外に見せてはいけません。
なるほどなー。
イスラム教徒の女性は奥ゆかしいんだなー。
って思ってたのですが。
ところがどっこい。
モロッコで生活するようになり、
メディナやショッピングモールに買い物に行くようになり驚いたことがあります。
ランジェリーショップや、
ナイトウェアショップが滅茶苦茶充実していて過激なことに
何が言いたいかわかりますか？笑
パンティとか滅茶苦茶過激です。
フルバックのパンティなんてほぼほぼ売ってないです。
基本的にTです。
心もとないわ
モロッコの女性みんなお尻のスタイルいいからな。
あたしも尻トレ始めましたよ。笑
調べたらこの辺りのどうやら刺激的な夜の事情も。
イスラムの戒律と密接に関わっていました。
続きます
明日から、
メルズーガというサハラ砂漠がある地域に旅行に行きます。
イスラム教を掘ってみるシリーズは３～４日お休みします
ラクダに乗ってしまいますよ。
楽しみすぎますね
