ヴェニスの商人
WOWOWで放送していたので観ちゃいました☆
蜷川幸雄演出
市川猿之助主演
あらすじ> 貿易都市ヴェニスで、裕福な商人として成功していたアントーニオ(高橋克実)。ある日、彼のもとに親友のバサーニオ(横田栄司)がやって来る。バサーニオは、美しく心も清らかな大富豪の娘・ポーシャ(中村倫也)へプロポーズをするための借金を頼むが、アントーニオの全財産は船に乗せられ洋上にあり、手元に大金はなかった。親友の力になりたいアントーニオは、自らが保証人になり、借金をするように提案する。
だが、バサーニオが借金を頼んだ相手は高利貸のシャイロック(市川猿之助)だった。因縁が深く、アントーニオを強く憎むシャイロックだが、“3カ月以内に返済できなかった場合は、重さ1ポンド(約453.6グラム)分のアントーニオの体の肉を切り取る”という証文を取り、金を貸すことに。アントーニオは、船が戻り次第、返済するつもりでいたが、すべての船が難破したという知らせが入る。
↓以下、感想
いやぁ~、オールメールってこと忘れてた(笑)
と言ってもちゃんとした(?)女性役は数名。キレイ所は二人しかいなかったので何とか見れました。
オールメール苦手なんだよね~(>人<;)別に男同士がダメなんじゃなくて、男が女の格好をしてイチャイチャするのが苦手みたい。
しかし、ポーシャ役の俳優さんキレイだ…。アップはともかく、遠目には女にしか見えない…こりゃ女として負けてるな(笑)
今回の演出で楽しいのは、猿之助さんがちょいちょい歌舞伎の動きとか台詞回しを入れること。
飛んだり見得を切ったり、楽しませてくれます。
ただ話し方はどうしても歌舞伎っぽくて、時々聞き取れない所が。
まぁこれはシェイクスピアだったら仕方ないけどσ(^_^;)
初めに克実さんが出て来た時、雰囲気あるな~、声もいいし舞台映えするなぁと思ったけど、
猿之助さんが出て来たら、やっぱり違う。これは猿之助さんの一人芝居に皆がお付き合いしてるかのような舞台。非常に存在感のある魅力たっぷりシャイロックやった☆
ヴェニスの商人を見るといつも、シャイロックは何て可哀想な人生なんだろうと思っちゃう。
確かに高慢で強欲、情けのカケラも持ち合わせてないようなイヤ~な人間やけど、彼をそんな人格に形成したのは、周りの影響が少なからずあるわけで。
周りが「ユダヤ人」「金貸し」というレッテルでさげすみ、蔑視してきたことは事実で、
それはシャイロックの人格とあいまってお互いがお互いを憎悪し合う関係で…。
でもそれだけじゃないような気がしますね。
周りの人間は、シャイロックに自分の汚い部分を見てしまうんじゃなかろうか。
シャイロックのように、自分の欲望のままに生きて、周りの目も気にせず生きて、金持ちになって、というのは素直な人間の欲望であって、
でも「良い人側」として生きている自分たちには出来ない事だし、考えてもいけないことだと思っている。
シャイロックが憎いという気持ちには、欲望に忠実な事への嫌悪と同時に羨望があるんじゃなかろうか。
そんで「強欲な金貸しのユダヤ人をコテンパンにやっつける」という正義の仮面を被って、シャイロックと共に自分たちの羨望も追い出した。
そんな気持ちを持った事も忘れることでリセットされ、「良い人側」としてやっと幸せになれるような…
そんな風に観てて思えました。
カーテンコールの時、猿之助さんが舞台から客席をじぃっと見る。あの視線に「お前たちも同類なんだよ」と責められたようでドキッとした。
蜷川幸雄さんの舞台は生で観たことはまだないけど、いつかは観にいきたいと思ってます(≧∇≦)WOWOWには感謝感謝だけど生の舞台に勝るものはないしね~( ´ ▽ ` )ノ
WOWOWで放送していたので観ちゃいました☆
蜷川幸雄演出
市川猿之助主演
あらすじ> 貿易都市ヴェニスで、裕福な商人として成功していたアントーニオ(高橋克実)。ある日、彼のもとに親友のバサーニオ(横田栄司)がやって来る。バサーニオは、美しく心も清らかな大富豪の娘・ポーシャ(中村倫也)へプロポーズをするための借金を頼むが、アントーニオの全財産は船に乗せられ洋上にあり、手元に大金はなかった。親友の力になりたいアントーニオは、自らが保証人になり、借金をするように提案する。
だが、バサーニオが借金を頼んだ相手は高利貸のシャイロック(市川猿之助)だった。因縁が深く、アントーニオを強く憎むシャイロックだが、“3カ月以内に返済できなかった場合は、重さ1ポンド(約453.6グラム)分のアントーニオの体の肉を切り取る”という証文を取り、金を貸すことに。アントーニオは、船が戻り次第、返済するつもりでいたが、すべての船が難破したという知らせが入る。
↓以下、感想
いやぁ~、オールメールってこと忘れてた(笑)
と言ってもちゃんとした(?)女性役は数名。キレイ所は二人しかいなかったので何とか見れました。
オールメール苦手なんだよね~(>人<;)別に男同士がダメなんじゃなくて、男が女の格好をしてイチャイチャするのが苦手みたい。
しかし、ポーシャ役の俳優さんキレイだ…。アップはともかく、遠目には女にしか見えない…こりゃ女として負けてるな(笑)
今回の演出で楽しいのは、猿之助さんがちょいちょい歌舞伎の動きとか台詞回しを入れること。
飛んだり見得を切ったり、楽しませてくれます。
ただ話し方はどうしても歌舞伎っぽくて、時々聞き取れない所が。
まぁこれはシェイクスピアだったら仕方ないけどσ(^_^;)
初めに克実さんが出て来た時、雰囲気あるな~、声もいいし舞台映えするなぁと思ったけど、
猿之助さんが出て来たら、やっぱり違う。これは猿之助さんの一人芝居に皆がお付き合いしてるかのような舞台。非常に存在感のある魅力たっぷりシャイロックやった☆
ヴェニスの商人を見るといつも、シャイロックは何て可哀想な人生なんだろうと思っちゃう。
確かに高慢で強欲、情けのカケラも持ち合わせてないようなイヤ~な人間やけど、彼をそんな人格に形成したのは、周りの影響が少なからずあるわけで。
周りが「ユダヤ人」「金貸し」というレッテルでさげすみ、蔑視してきたことは事実で、
それはシャイロックの人格とあいまってお互いがお互いを憎悪し合う関係で…。
でもそれだけじゃないような気がしますね。
周りの人間は、シャイロックに自分の汚い部分を見てしまうんじゃなかろうか。
シャイロックのように、自分の欲望のままに生きて、周りの目も気にせず生きて、金持ちになって、というのは素直な人間の欲望であって、
でも「良い人側」として生きている自分たちには出来ない事だし、考えてもいけないことだと思っている。
シャイロックが憎いという気持ちには、欲望に忠実な事への嫌悪と同時に羨望があるんじゃなかろうか。
そんで「強欲な金貸しのユダヤ人をコテンパンにやっつける」という正義の仮面を被って、シャイロックと共に自分たちの羨望も追い出した。
そんな気持ちを持った事も忘れることでリセットされ、「良い人側」としてやっと幸せになれるような…
そんな風に観てて思えました。
カーテンコールの時、猿之助さんが舞台から客席をじぃっと見る。あの視線に「お前たちも同類なんだよ」と責められたようでドキッとした。
蜷川幸雄さんの舞台は生で観たことはまだないけど、いつかは観にいきたいと思ってます(≧∇≦)WOWOWには感謝感謝だけど生の舞台に勝るものはないしね~( ´ ▽ ` )ノ