わたしはひとあし早く昨日、大千秋楽を迎えさせていただきました。
千秋楽、終わってしまう寂しさももちろんありますが、紙一重で安堵感が勝るようになってきたのは、主演を経験させていただいて、むかしより少し責任感を感じるようになってきたからなのかなと思います。
ミュージカルとはいえ「言葉」が題材で、ストレートプレイくらいお芝居の比重がある作品なので、毎日あたまがもう言葉言葉言葉！！！（笑）
マイフェア初参加同士で、汗をかき、悩み、励まし合い役柄を掴んでいきました。
別所さんとは3回目の共演でしたが、ご一緒する時いつもすごく荘厳な作品ばかりで、頼りなげな姿ばかり見せてきてしまった気がしていたので、
わたしはこのたび裏テーマで、
「おっ、神田沙也加ちょっと頼れるようになったじゃん。と別所さんに思っていただく」
を制定しておりました。
結果は…お話を聞いてみると、おそらく遂げられたかと。
でも、今回は紛れもなく戦友だった気がします。（笑）
打ち上げでは同じような安堵感をたたえられていて、かたく握手をしました！
同じくヒギンズ役の寺脇さんは、お芝居をご一緒することこそありませんでしたが、いつも「さやちゃん！」と笑顔で話しかけてくださって、
本当に気遣ってくださいました。
12月AAAでご一緒できること、すごく嬉しいです。
そして、イライザ役のWキャストのまぁちゃん。
わたしが甘えただから、頼ってばかりで、
でも、ねしとはまた違う甘え方で。
暗い裏導線を歩いて確認する時は手を繋いだり、ぎゅっとしてくれたり、お手紙をくれたり、
時にはわたしのネタにノってクールに決めてくれたり、たくさん喜ばせてくれました。
わたしはひとりっ子だから本当のところはわからないけど、お姉ちゃんに勇気をもらうみたいに安心をくれました。
もう男役さんではなくて、素敵な女優さんだけれど、もしまた逢える事があったら、また「好き！」「彼氏になって！」と言って、笑ってもらえる、そんな仲良しさでいたいです^ ^
アンサンブルさんは最高峰とも言える実力者さんばかりで、でもみんな優しくて、心から尊敬しています。
あの素晴らしい演奏をされるオーケストラさんも。
何不自由なく公演をさせてくださったスタッフさんも。
何より、宝塚ご出身のかたが演じられてきたイライザ役を、勇気を持って任せてくださった東宝さんにも。
心からの感謝を申し上げます。
本当に本当に、どうもありがとうございました。
それでは、最高に幸せだった32歳の誕生日前夜祭で締めたいと思います^ ^
本日最後の公演を見届けられる皆さん、最高の大千穐楽の思い出を作ってきてくださいね！