ファンタスティックス、今日から本格的にお稽古が始まったよ。
幸せだなぁ。
楽しいなぁ。
読み合わせ前の亜門さんの一言で、泣きそうになりました。
6年前の、初舞台「INTO THE WOODS」の時のおんなじ光景を思い出したよ。
あの時も、緊張で死にそうな中、助けを求めるような想いで亜門さんのご挨拶を聞いていました。
柔らかい声色は、耳と胸に染み込んで、いくらか力を抜いて歌えました。
今でも自分のセリフ、歌うパートの前になると緊張に襲われます。
でも、
亜門さんが居れば絶対に大丈夫だ。
着いていけば絶対に成長出来る。
こんなサヤでも変わる事がきっと出来る。
あの時感じた想いが、今も変わらず胸にあるから、今回は初日から、本当に楽しめてるんです。
出演者の皆さんも、ご一緒させていただいた事のある方ばかりだし、本当に幸せな機会です。
こうして舞台の上で、演出家から演出を受けて、歌ったり踊ったり、大好きだったミュージカルをやれてる。
いつまでこんな風に、作品に出る事が出来るかなぁ。
あと、どれくらいやれるのかなぁ。
未来は見えないから、いつも怖いね。
どんなに願っても頑張っても、どうしようもない事だってあるから。
でも結果でしかないけど、後にならなきゃ見えないけど、時に優しい未来もあるから。
だって今の事を、あの頃の自分に教えてあげたい。
「憧れている舞台に立てるから、負けないで頑張れ」って。
「諦めるな」って。
だから、頑張ろう。
今は、この今の幸せの為に。
この瞬間を刻む為に。
少しでも長く、ここに居続けられるように。
私の使命が見つかるように。
さやっ。