とある日のお稽古場。
お稽古では、より本番に近いお稽古着を着ます。
コゼットのお衣装は、お馴染み黒×白のマキシ丈ワンピース!
なのでお稽古でも、くるぶしまであるロングスカートを履いています。
1幕ラストの「One day more」の中で、しゃがみ込んだ後、マリウスのもとに走り寄る(でもそれは、意識と意識が逢っているの)為に、いつものように立ち上がりました。
「♪明日~は遠ざかる~……♪んっ?!」
お稽古靴のヒールがロングスカートの裾に引っ掛かって、立ち上がれないぃ!(泣)
ご心配なく。
これ、非常によくある事なのです…
分かってるからさばくし、気をつけてるんだけど、それでもね…。(泣)
多分コゼッツ全員、共通の悩みだと思われ。(笑)
かと言って、こんな事でナンバーを止められない。
さりげなく後ろ手で外そうとするもの、全然外れず…
ならば。
「ビリビリビリッ!」
サヤ、迷わず裂きました。(笑)
お衣装じゃ絶対にそんな事出来ないけれど、自分のお洋服だしあとで縫おう。
よって、潔く行きました。
そのまま立ち上がり続けたのです。
結果、マリウスと見つめ合い歌うサヤのスカートからは長いしっぽが出ていたらしく(笑)、お稽古を終えて席に戻ると、りっかちんが
「あんた、縫うちゃるけん来なさい!」
と、すぐにチクチク縫ってくれました。
りっかちんは九州弁だし、縫ってくれている姿も何だか家族みたいで、嬉しく温かい気持ちになったエピソードでした☆
りっかちん、どうもありがとう♪
さやっ。