ごめんなさい。 | 神田沙也加オフィシャルブログ Powered by Ameba

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本日、ブロードウェイ ミュージカル「ピーターパン」東京千秋楽を迎えました!!

観に来て下さった皆様、本当にありがとうございました。

言うべきか言わざるべきか、本当に迷ったのですが…

沢山の方にあまりにも支えられ、またご心配・ご迷惑をかけたので、あえて書かせて頂く事に決めました。

実は、4日前の公演本番中、右足の靭帯を切るケガをしました。

公演をあと数回残した所で、私の不注意からこんな事になり、演出や振りやアクション、動き全般を調整して頂かなくてはいけない状況になってしまいました。

出演者やスタッフの皆様には、突然の変更に次ぐ変更、本当に多大なご迷惑をおかけしたと思います。

本当に本当に申し訳ありませんでした。

そんな中でも、共演者の皆はいつも心配して声をかけて下さったり、足に念を送って下さったり、温かく側にいてくれました。

トレーナーさんは、サヤが袖に戻ってくる度にアイシングと固定を繰り返して下さり、右足をかばう左足のケアもして下さいました。

共演者で同じ場面が多かった人は、お芝居の中でサヤが立ち上がる時、サヤに抱きついてくれる時、実はサヤの体重を掛けさせてくれていて、全力で抱えて支えてくれました。

袖から早替え小屋まで、おぶってくれたり、抱えて走って頂いたりもしました。

舞台に出ていない、袖の中や楽屋・劇場内での移動はすべて車椅子で、つまりいつもそれを押してくれたマネージャー、演出部さん、時には出演者の方がいて下さいました。

車椅子のサヤに、いつも誰か、ドアを開いて押さえていてくれました。

思うように動けない事が悔しくて、早替えが間に合うか、千秋楽まで立ち続けられるか不安で、家に帰ればそんな事ばかり考え心細くて、何度も涙が出ました。

そんな毎日、どれだけ皆様に助けて頂いたか、ここに書ききれません。

こんなに、周りの方の支えを感じ、またそれにこんなにも感謝したのは初めてだったかもしれません。

人は1人では何も出来ません。

改めて、健康である事の贅沢さと、決して独りよがりになってはいけないという事、皆さんの温かい想いを感じました。

また、出来ていた事が出来なくなり、早く走ったり激しく踊ったりという、本来のウェンディの動きが難しくなり、観に来て下さったお客様に対して、いつも謝罪の気持ちでいっぱいでした。

客席に降りて、子供たちの近くに行けなくなってしまったウェンディ、「ごめんね」という想いがいつもあり、自分の不注意によるものだったので、余計に悔しかったです。

今サヤはギブス×松葉杖で歩いているので、出待ちして下さった方にも、どうしても千秋楽までは隠しておきたかったので、車から降りてお話する事が出来ず、窓からの対応になってしまい、それも心苦しかったです。

今回は、プロとして大変情けない事になってしまいました。

キャスト・スタッフ・ホリプロさん関係者皆様、今回の事では大変なご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんでした。

責任を持って大阪公演までに治して、最後の大千秋楽をしっかり自分の足で立って迎えます。

それでも温かい拍手を下さったお客様、本当にありがとうございました。

大切なウェンディ役、そしてピーターパンという作品を必ず最後まで演りきります。

すみませんでした。

そして、今日の日を迎えられた事に感謝します。

写真は、今日幕が降りた後、楽屋に帰っていくサヤと、手をつないで送ってくれたナナ。

どうもありがとうございました。

本当に、ありがとうございました!


さやっ。