離せないよ
離せない もう
言葉を紡ぐことが
愚かだとさえ思う
話す暇があるなら
切れる程くちづけたい
この時を
同じ時間を
安い慰めに
明け渡せる訳がない
愛しいとか
重ねたいだとか
そんな次元じゃない
僕達に残された月が
消えきるまで離さない
抱き合ったまま
見つめる事なんて出来なくても
全ての感覚が
研がれて君に向かってく
言葉が要るなら
確かめ合う
甘いことだけ
それは手段がないから
力が込められる限り
包んだら
ゆっくり思い出してく
君の声 温度 肌 泣き顔
笑顔見る暇もない
涙の味の唇
それが叶わない今
今年も触れられない夜
絶望になんか呑まれない
他の誰かを腕に
君を感じる
それが残された抵抗
誰かの温もりに
君を重ねてる
誰かの泣き顔に
君を探してる
違う、そんな風じゃない
もっと痛く泣け
張り裂けるほど
愛しいのに
全てが欲しいのに
また誰かに溺れる
夜が明けるまで
I cry with only you.
It's my last truth.