天王洲・銀河劇場で12日まで公演の、「錦繍」を観てきました。
ずっと観たかったの。
夏夢でご一緒させて頂いた、ジョン・ケアードさん脚本・演出でした。
さすがジョン。
休憩になっても、しばらく動けなかったよ。
1幕の時点ですでに2回涙が落ちました。
音楽も衝撃的。
それとそれを融合なんて!
照明もセットも、さすがとしか言いようがない。
赤と白・そしてモノクロームの世界のプログラムも素敵。
当然な事なのかもしれませんが、ものづくりの上での、ジョンの妥協が一切ない取り組みかた・姿勢を、光栄な事にご一緒させて頂いた縁で、サヤは知る事が出来ています。
だからこそ、つくり上げた過程を想像すると、余計に心が動くのです。
観ながら、気力と'作品を泳ぐ脳'をたっぷり使った。
出演されている素晴らしいキャストの皆様も、どれだけ身を削りながら演じられている事でしょう。
サヤ、余貴美子さんがすきなのですが、今回も最高でございました。
あの声が欲しい!(笑)
余さんとは、サヤがまだ'SAYAKA'だった時の初ドラマ「ヤンキー母校に帰る」で、学年主任の安藤先生と古賀なな恵としてご一緒させて頂きましたが、当時から、余さん安藤先生の包容力に溢れたお芝居にいつも惚れ惚れし、そしてお勉強させて頂いていました。
とりわけ8話!
卒業生から同級生の大変な噂を聞き、パニックを起こす'なな恵'を安藤先生が優しく諭す場面。
髪を撫でながら「深呼吸して…ゆっくりでいいから」と安藤先生のことばは、本当に心が落ち着き、すーっとほどかれるような思いがしたのを、強く覚えています。
過去も現在も、素敵な大先輩がたとお芝居出来る機会を頂き、サヤはほんとに幸せです。
ジョンももちろんそう!
人間、いざ関わっていたり渦中にいる時は、その物事の偉大さや光栄さに気付かなかったり、気付ききれなかったりすると思います。
少なくとも、サヤはほんとにそうでね。
悪いとこです。
だから、
'どんなものにだって 耳をすまして歩く あらゆるものに 気付く事が出来るように 失わないように'
と思うのです。
こんな素晴らしい方と作品づくりを共に出来たなんて・・・!
今日また、改めて思ったよ。
心から、恵まれているなぁと感じました。
有難い。
12日までの公演、残念ながらあと少しですが、お時間があればご覧になってみて下さい!
'人間'というものに深くまで潜るよう。
是非とも。
さやっ。