産声のない出産まで


入院生活 3日目…。

いつかはこの日が来ることは、

頭ではわかっていたけれど……。



「赤ちゃんとのお別れが迫ってる…」



私がここに入院した理由も

そのための準備だって自分でしたけど…

今でも納得なんて出来てないし、

お別れなんてしたくない……


この子にしてあげたいこと

何もしてあげられてないよ……アセアセ




“赤ちゃんの名前” 付けてあげたかったな…

吐きつわりがひどかったから

「つわりが落ち着いたら考えよう」

そんな呑気に考えていたら、

初めての妊婦健診で異常が見つかって…


「成長が止まる可能性がある」


急に突き付けられた事実を

受け止められなくて…

いつからか母子手帳も、エコー写真ですら辛くて見れなくなっちゃった…




お腹の赤ちゃんに

今の私がしてあげられる事……




最後の最後まで、

しっかり栄養を届けてあげたくて…

泣きながら朝食を食べました。。


何を食べても、味なんかしなかったけれど…

一緒に食べる最後のご飯だったから……

こんなことしか、してあげられないなんてアセアセ



だって、こうしてる瞬間にも

小っちゃな小っちゃな心臓を

一生懸命…動かしてるのにアセアセ





「赤ちゃんが生きていられるのは

お母さんのお腹の中にいるからです。」


 

大学病院の診察の時に言われた言葉が

何度も、何度も、何度も

私の胸を突き刺しました………


こんな事しかしてあげられないママで

ごめんね…

本当にごめんね……


ずっとずっと一緒にいたいよ……