幼い子供たちが病や餓えに苦しむ様子などを見聞きすると、

どうしても耐えられない自分がいます。

この耐えがたい悲しみ、胸の痛みは一体どうしたことでしょう。

 

フィクション、ノンフィクションに関わらず、子供たちのこの世的な不幸に対して、

胸を抉られるような思いを抱くようになったのは娘が生まれて以降です。

 

そうした情報は意識的に避けて過ごしているけれど、

ふと気を緩めた視界の隅にそうした描写が映った際には、

きまって反射的に発作が起こります。

 

 

国の将来を担う存在だから、だとか、

未来への希望だから、だとか、そんなことはどうでもいい。

 

子供は皆、守られるべき純粋無垢な魂だ!

子供は皆ひとしく、幸せにならねばならない!!!

すべての子供には等しく、幸福になる権利があるのだ!!!!!

 

 

子宮は、子供たちの幸福を阻むすべての存在を激しく威嚇する。

 

陣痛やオーガズムで筋肉を収縮させるように、

威嚇モードの子宮はわたしの心を激しく収縮させる。

 

子宮は覚醒するやいなや自動操作モードに入るので、

わたしはただただその波にのまれるほかに為す術は無い。

 

女性性や母性って、聖母マリア様のように穏やかでやさしいイメージを持っていたけれど・・・

猛獣のような獰猛さも持ち合わせているのかしら。