おさやの婚活クエストへようこそ!

今回はどんな冒険が待っているんでしょうか目飛び出すハート

 

「俺今日自転車なんだよね」

この一言が最悪なデートの幕開けに…

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プロフィール

名前:哲さん(仮名)

年齢:当時26歳

職業:カウンセラー


 

 

カフェで待ち合わせ

この日は哲さんと初めて会う日

ご飯屋さんがたくさんあるからということで、上野駅で待ち合わせ

 

こういう時に限って残業…

 

待ち合わせ時間を20時に遅らせてもらい、哲さんの待つカフェに急ぐ

 

私「遅くなってしまってすみません!」

 

哲「僕も仕事してたので全然大丈夫ですよ!」

 

怒ってなくてよかった~そして優しそう~おねがい

ちょうど哲さんの飲み物もなくなりそう

 

私「どこかごはん行きますか?」

 

哲「とりあえず飲み物買って来たら?」

 

…あれ?

ご飯食べに行かないんか

遅れちゃったからもう食べちゃったのかな驚き??

 

「ご飯屋さん色々あるから」って話してたから一緒にご飯食べるかと思っていた私

 

とりあえず飲み物を買っておしゃべり

仕事やプライベートなど

他愛もない話で盛り上がり

 

哲「相手が何思ってるかとかちゃんと見て考えてるんだ」

 

カウンセラーということもあり聞き上手で話し上手な哲さん

会話のテンポも良く話も弾み楽しい時間

気付けば時間は21時半過ぎ

 

哲「そろそろお店も閉まるしちょっと近く歩こうか」

 

お店を出て少し歩くことに

 

哲「そういえばどこ住んでるの?」

 

私「A駅の近くですよ」

 

この一言をとても後悔することになる…真顔


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想定外の展開

 

哲「待って!俺B駅住んでる!じゃあ一緒に帰れるね!」

 

まさかの隣駅に住んでいた哲さん

 

私「近いですね!何線で帰りますか?」

 

哲「俺今日自転車なんだよね!」

 

何だってにっこり!?

普通に5キロ以上あるよなにっこり!?

一緒に帰るって二人乗りにっこり!?

え??どういうこと(混乱)

 

脳みそフリーズ

 

私「自転車だったら一緒に帰れないですよね?え、二人乗りとかですか?」

 

哲「安心して!俺の自転車後ろ乗れないから!自転車取ってくるから待ってて~」

 

安心とは…?

え?歩くの??

今日私仕事帰りだからパソコンも持ってるし

ヒールだし…

え…勝手に帰っちゃう?

 

哲「お待たせ!行こう!」

 

なんて頭の中で考えているうちに自転車に乗って颯爽と現れる哲さん

 

私「…歩くんですか?」

 

哲「そんなに遠くないからすぐだよ!だって話足りないじゃん?」

 

こういう時にきっぱり断れない私、よくない…!

渋々歩くことに…魂が抜ける

 

帰り道

 

私の頭の中はどうやったら振り切れるか?

 

帰り道にどこか駅はなかったか?

 

そんなことばかり考えていて

彼の話は耳に入ってこず…

 

てかお腹空いたな~昇天

 

これおうち着くの何時になるんだろ~~昇天

 

ヒールで歩くの疲れるな~~~昇天

 

なんて思っている横でよくわからない自慢話を続ける哲さん

さっきまでの楽しさが嘘のよう

 

哲「てか、さやちゃんって背高いよね!」

 

この発言と共に衝撃の行動に…

 

彼「背高いってことは歩くの速いよね!俺軽く漕いじゃっていい??」

 

私「…?!」

 

驚きすぎて言葉が出ないとはまさにこのこと…

確かに歩くのは速いけども!!

私だけ歩かせるんか驚き?!

 

哲「ゆっくり漕ぐのって難しいよね!でもおさやちゃんのペースに合わせて漕ぐから心配しないでね!」

 

てかこの人心理カウンセラーだったよな…

さっき自慢げに相手が何を想ってるのか考えてるって言ってたよな?

 

私が何を想っているかは考えないのだろうか…?

正解は「歩くの疲れた!」ですにっこり!←

 

歩き始めて30分近く

駅も見当たらなければ、タクシーも通らない

ヒールだから足も痛くなってきた…

 

哲「なんかペース落ちてきてない?」

 

私「そろそろ疲れたし、ちょっと足痛いかな…真顔

 

「ちょっと休憩しようか」

とか

「自転車変わる?」

とか

 

そんな言葉を期待してしまってた私

そんな期待はすぐに裏切られることになる。

 

元自衛隊の体育会系の哲さん

哲「疲れた時こそ追い込みだよね!元バスケ部だからわかるよね気合い入れてこ!」

 

中学時代な! 何年前だと思ってるんだ!

なんて言い返す気力もない…

 

てか、自転車に乗ってる側がそれ言うのか?!

私トレーニング中驚き??

 

頭の中で色々と突っ込みをいれつつひたすら歩く

 

「俺強豪のサッカーチームでキャプテンやっててさ~~~」

 

そのまま続く自慢話

 

「…へぇ」

 

今日1、 いや人生で1番と言っても過言ではない 全く興味のない「へぇ」が 出てしまった…爆笑

 

哲「なんか興味ない?せっかく楽しい話で盛り上げてあげてるのに~~~」

 

楽しい話? ただの自慢話が…? 盛り上げてあげてる? なんで上から…?

 

 

私「…もうお腹もすいたしタクシーで帰ろうかな」

 

哲「もうすぐで着くし(全然着かない)もっとしゃべろ?荷物持ってあげるから!」

 

 

奪われるような形で荷物を取られ (人質を取られた気分…) 

そのまま歩き続け、なんとなく見慣れた景色に


終わり悪けりゃすべて悪し!

哲「お腹空いたなぁ」

 

私「え、ご飯食べてないんですか?」

 

哲「食べてないよ~!」

 

食べてないんかい!!!

 

私「私もすごいお腹空いてます…何か食べませんか?」

 

ここからまだ家まで30分くらいはかかる…

 

哲「今すごいかつやの気分なんだよね~」

 

 

近くに吉野家発見!

同じようなもんだろう…!(違う)

 

 

私「牛丼とかじゃだめですか?」

 

哲「かつやしか受け付けない!」

 

私「このへんかつやないですよね…」

 

哲「そうなんだよね~だから我慢かな」

 

いや、お腹空いたわ!!!

 

なんて話しているうちやっとお互いの駅の中間あたり。

 

私「私こっちなので…」

 

哲「あ、そっか!俺こっちだわ!

今日めっちゃ楽しかった!俺らめっちゃ相性いいと思うんだよね! もうアプリやめようかな!一緒にやめない?」

 

私「…まだ続けた方がいいんじゃないですかね?」

 

 

5キロ近くもよく歩いた!

しかもパソコン持ってヒールでお腹空かせながら!頑張った!(笑)

 

 

終わりよければすべてよし ならぬ 終わり悪けりゃすべて悪し!

帰り道そっとブロックにっこり

 

 

おしまい

うーーーん!

歩くのは普通に好きだけど関係性とか!

途中で自転車乗っちゃう思いやりのなさとか!笑


でも断れなかった私も悪い真顔

しっかり断れるようになろうと思ったエピソードでした爆笑


今日はこの辺りで!ではでは照れ