私の母はとても綺麗好きで、物をとても大切にする。朝起きて最初にやることは家中のモップがけ。床はいつもピカピカしている。

家の中は母オリジナルの当たり前が存在し、そうする家もあれば、そうしない家もあるのに、母のルールはそれが一般常識だと思っている節がある。まあ、母の家だ、母の当たり前に逆らうわけにはいかない。

挙げたらきりがないが、オリジナリティーが特に際立ったルールを聞いていただきたいと思う。


ルールその1

キッチンペーパーは乾かして再利用。
テッシュは直ぐに捨てさせない。

母は綺麗好きではあるが、清潔、不潔の概念は人それぞれなんだなと母を見て思う。



ルールその2  
(男性の方はここでサヨナラした方がいいと思います。)


母乳パッドは再利用。
これは私が出産後、実家で厄介になっていた時のこと。母乳パッドは捨てずにとっておけとお達しが下された。

油で汚れたフライパンや、皿を拭いて捨てていた。

一子目の時は拒絶したが、ニ子目の時は諦めた。姉は普通に母の知恵を受け入れ、自宅でも活用していた。

もし嫁の立場だったら困惑して、とりあえずママ友に相談しつつネタにするか、困惑しすぎて二度と旦那の実家には行かないかどちらかだと思う。

うちは二人姉妹である。嫁という存在がありえない家系でよかった。



春に実家に帰った時、新たな当たり前ルールが追加されていた。


キッチンで食パンを焼こうとした時、母から渡されたのが扇子。なぜ扇子を渡されたのか意味がわからなかった。



コンセントが高い位置にあり、トースターの上にあるスイッチを押すための道具だった。オーブントースターのコンセントは入れっぱなしでもいいと思うのだが、母のルールは逆らえない。

でも使い勝手はそう悪くないかもしれない。




アメトピで「扇子の驚きな活用法」
などとは絶対話題にはならない共感性ゼロな奇行である。

今年の猛暑には本来の扇子としての役目を果たしつつ、スイッチを押しているに違いない。


神棚に洗濯物を掛ける。乾きますようにという神頼みなのか?お願いするというよりは、手伝わせているように見えなくもない。





昨日は平成31年最後のサーティワンアイスクリームを食べ行くと、長男がウハウハだったのですが、諸事情により行けず。

ハーゲンダッツのアイスクリームで手を打とうとしたら

息子:「嫌だ!」

私:「ハーゲンダッツに31」って書いてあげるから

と言ったら快諾してくれた。
心優しい息子に心がざわついた平成最後の夜でした。



令和もよろしくお願いいたします。