昨日、お知らせしたストーリーを書きます
音楽サロン『カノン』
昼はクラシック音楽が流れる音楽喫茶。
夜はピアノの生演奏が流れるバーである。
この店は気のいいマスターの智興と上品でしっかり者の千鶴子夫妻の魅力、バーテンダーの紘平の技術の高さで持ってる。
カノンの隣には音楽事務所とタレント養成所がある。
養成所に通う生徒は昼夜の合間に自由に店内を使える。
曲作りに励むまどか。
詩作の好きなあすか。
カノンはそんな若者たちの夢を育む場所でもあった。だが、彼女たちの心は揺れる。
いったい、いつデビューできるのか？
親の反対を押しきって上京したまどかは、母親の万里子から帰郷するように迫られている。
あすかは児童劇団の頃からステージママだった明美の過剰な期待に息苦しさを隠す事ができない。
彼女たちを担当するマネージャーの真木は、事務所の都合に振り回されて仕事の理想を見失いかけている。
様々な思いが交錯するなか、カノンに新しいアルバイトが入った。
名前は桃子。まどかやあすかと同じ、１９歳。
だが、桃子は智興や『カノン』に集う人達へことさらに厳しい視線を向けるのだった。
こういったお話です
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