日本ではあまり知られていないけれど、世界的にはとても有名らしい、デンマーク中心部に位置する“自治領” クリスチャニア。 

中央駅に程近い、運河と湖に囲まれたエリアで約1000人ほどの住民が暮らしている。独自の国旗や国旗、自治権を持ち、国内では禁止の大麻が認められていて、元はヒッピー的な人たちがメインだったけど、有名人やお金持ちが移住して来たりする「ステータス」にもなって来てるらしい。


普通の道路から、Christianiaの入り口が。


ちなみに裏側にはYou are now entering the EUと。


壁やゴミ箱やあらゆる所に自由な落書き


マーケットでは、観光客向けの服やTシャツも売ってる


赤地に3つの黄色丸が、クリスチャニアの国旗


途中、道の封鎖と警察官がいて、たまにデンマーク側から大麻取締りの捜査が入る…とどこかで読んだけど、後で聞いたら人が刺されたとニュースになってたらしい

デンマーク当局とクリスチャニア自治区は、過去に何年も散々揉めて、治安が不安定な事ももちろんあったらしいけど、今は“幸せな福祉先進国”の中の“独立自治区”という壮大な実験中と見られてるらしい。


どうもミッキーマウスの仲間に見えてしまう配色爆笑


見所地図もあった


どこを歩いてもマリファナの匂いがプンプンする


有名なアイコンの一つらしい木のおじさん


有機野菜のカフェやリサイクル製品のお店など、人に、世界に、やさしい、自由でオープンな生き方


ヒッピーとかマリファナとか聞くと治安が心配になるけど、自由に平和に暮らしてる住民に配慮するという前提で、子ども達も含め世界中から観光客が訪れる極めて安全な地域








クリスチャニアバイクと言う、ボックス付きの自転車。車が禁止のクリスチャニアで、物や子ども(時には大人も)前部の箱に乗せて、後ろに合体してるチャリでお出かけする、と言う、デンマーク全土に広がった発明。


他にも、ゴミ箱の口に段差が付いていて、空き缶空き瓶は奥に放り込まずに、入り口に立てておく、と言うゴミ箱が発明されて、これもデンマーク全土に広がったらしい。

デンマークでは缶や瓶の購入時に事前に料金が上乗せされていて、スーパー等に設置されてるリサイクルボックスに持っていくと返金される仕組み。クリスチャニアでは、缶瓶を集めて生計を立ててる人たちが、ゴミ箱をひっくり返したり奥に手を突っ込まなくて良いように、ゴミ箱の横に缶瓶を置く習慣があり、「ゴミ箱にゴミを捨てない」と言う発想から段差つきゴミ箱が発明された。

ゴミ削減や他者への共感やリサイクルや、色んな観点から、それ良いね、と取り入れた、デンマークの柔軟性もすごいなぁ









クリスチャニアのメインの禁止事項は、銃禁止、ハードドラッグ車禁止、車禁止。

その他にも、ペットの首輪や鎖禁止、暴力禁止など、共同体を平和に維持していきたいと言う、分かりやすい規則が決められてる。


帰る時間が迫って来たので、クリスチャニアは終了。湖沿いの家々が個性的でお洒落で楽しいらしいので、また次回。


ねじねじタワーが特徴の救世主教会


バラが這ってる素敵なお家。Theヨーロッパラブ



今回は、電車の早割チケットを取り忘れてたので、GoMoreという車共有アプリデビュー。

UberやGrabはタクシー配車🚕だけど、このGoMoreアプリに登録すると、目的の方向に向かう普通の人の車に相乗りさせてもらえる。中長距離の都市間での使用が前提のようで、途中の街で落っことしてもらったり料金交渉したりもアリ。

長旅の話し相手や高速代の足しに、そしてカーシェアリングは環境にもやさしいし、と一定の利用者がいる模様。

ドライバー側も、乗せてもらう側も、利用後にレビュー評価するので、評判の悪い人は弾かれていく仕組み。

初めてだし女性ドライバーがいいな、と思ったら、運良く20代のセシリアちゃんのカーシェアを予約。他のお客さんはドタキャンで、約2時間2人でずっと喋りっぱなしの道中に爆笑

GoMoreアプリの話から始まり、目的地の町、スカイダイビングが趣味で週末旅行に行く…パートナーがスカイダイビングのコーチでオーストラリアにいる… 遠恋の大変さ… そもそも激務で身体を壊してオーストラリアに休養に行き… タイにも帰路に寄った… 日本はどんな所…デンマークの印象は… 語学勉強アプリ… デンマークの天気の変わりやすさ…ハウスシェアと仲間… 等々。

初対面だしもう会わないかもという気安さもあり、人好きで話好きでこういうカーシェアで誰かを乗せてあげたりも好きなんだろうなー という女性で、思いがけず賑やかな楽しい帰路だった車