南米大陸で2番目に大きいチチカカ湖。ここにトトラ葦で作った浮島に住んでる人たちが居ると言うので行ってみる。


8:45ピックアップと言われたのに、30分近く前に迎えが。案の定、次のピックアップポイントにはまだ誰もおらず、結局バンの中で普通に待たされる。


港から、スピードボートに乗って湖へ。スペイン語/英語のガイド付き。

スペイン人が侵攻して来た時に陸から湖に逃げた人達がそのまま住み始めて今の形になったそう。


チェックゲート ‘UROS’もトトラ葦


浮島は100以上あって、それぞれに名前がついてる


今日お邪魔する島の女性達がお出迎え


SumaUtita島。浮島の作り方や生活の説明。この島は5家族が住んでて、子供たちは今は学校に行ってるので女性達とベビーが来客対応

チチカカ湖には幼稚園1つと小学校2つあるが、中学校からはプーノに通う。


昔、船の上に家を作った所から始まった。


ミニチュアフィギュアで歴史や生活の説明

土台の土?固まり?の上にトトラ葦の層を重ねていく。厚みは1mにもなる。ぷかぷか流されちゃうから錨⚓️で留めてある。定期的にトトラを足してメンテしないと腐ったり浸水したりする。料理は石の上にカマドを作る。乾燥したトトラ葦に燃え移って島が全焼したケースもあるらしい。


お家の中も見せてくれる。どの家にもソーラーパネル。


お土産や布が置いてあるけど、実際ここで生活してるのか公開用の家かは不明。


お家見学の後はお土産タイム


営業部長


キッチン?

浮島の中でローテーションを組んでいるので、この島に観光客が来るのは月1くらい。売り上げは、家族の収入の足しになるからぜひに、とガイドさん。


ニャンコ船(プーマ神トラ)に乗せられてウロス島村役場(?)の島へ。ツアー代に入ってない10ソルを船代として半強制的に徴収される。「子どもたちの教育費や医療費になる寄付だと思ってくださーい」だって。

手漕ぎのはずが、島の姉さんがモーター付ボートで牽引。合理的である。


ニャンコとチチカカ湖


村役場の島はカフェとお土産屋があるのみ。する事ないので写真撮って、LA在住インド人のおじさんとおしゃべり。ダイヤの卸売商をしてたけど引退して旅三昧。100か国行くのが夢でこれまで55か国。行った場所や行きたい場所の情報交換色々。南米でこれから行くならイグアスの滝とガラパゴスをお薦めされた。行き方調べてみよー


浮島にワンコもいる


旅人たちのブログでウロス島ツアーを訪れた感想は、伝統的なイメージなのに観光地化されててガッカリとかモヤモヤするとかいう意見が多かったので、ガッカリする準備も出来てたけど(笑)、実際行ってみたら、観光モデルとして良く出来てるのでは、と思った。ローテーションを組んで1島1家族だけに利益が偏らないように、とか、フィギュアや地図のプレゼングッズがあってどこの家族も同じ説明ができる、とか、伝統的なニャンコ船もモーターで押しちゃう(その分お父さんは本業の魚取りに行ける)とか。 

タイの首長カレン族の村とかも、昔ながらの伝統文化を守って行って欲しいけど、観光化の波や(私達も興味津々でお邪魔してるわけだし)、彼らが現代的な便利な生活を求めるのを止める権利は無くて… うまく古き良きものを残しつつ、彼らの生活の質も上がると良いのだなぁ…などと考える。