小学校は支援学校に進みました。
高校まで、ある意味ストレートです。16歳の今は同高校に通っています。
学校まで40分かけて通学バスで通っています。
初めは凄く遠く感じましたが、馴れました。不思議なものです。
もっと遠くから通っている子もいて、学区の広さを感じます。
自宅から車でも10分程度の所に支援学校はありますが、主に知的障害の子が対象で、車椅子の子は基本的に対象外です。
地域によっても違いますが、さやちゃんの通う学区では分けています。
知的障害の子は、小学校に上がる時に〝地域の学校の支援学級〟か〝支援学校〟か
悩むところですが、その点ウチは選択肢がなかったので楽といえば楽でしたね・・・。
小学校入学説明会で話を聞いて、今でも心の支えになっていることがあります。
「病気が進行して通学が難しくなったら、途中からでも訪問学習に切り替えることがができる」とのことです。
どんな子でも学ぶ権利と義務がある、というのは日本の誇れる法律ですね。
最近は不登校の子がフリースクールやEスクールで学ぶなど、多様化していますね。
どんな形であれ、今後ももっと学べる選択肢が増えると良いなと思います。
さやちゃんの病気であるミトコンドリア病は進行性があります。
これはかなり身構えていました。
が、幸いなことに今でも通学バスに乗って登校しています。
気づけばもう11年も通っています。本当に嬉しい限りです。
この通学バスですが、乗るには少しハードルがあります。
看護師さんが同乗しないので、(介助員さんは2名同乗しています)気管切開等で痰の吸引が必要な子は基本的に乗れません。
痰の吸引スパンが長い場合や、通学距離が短い場合は乗れることもあります。
どちらにせよ、人員確保など課題が残ります。
学校側は改善に向けて尽力しているようですが、予算のこともありなかなか難しいようです。
(バス用の座位保持椅子の調整)