なんでそんな嘘つくん。
「金平牛蒡」はまるみの大好物のひとつ。
他には切り干し大根、たくあん、ひじき、お浸しなど
完全和食派のまるみに対し
ハンバーグやオムライス、アイスクリームといった
こどもらしいものが大好きなことげ。
突然「金平牛蒡が好き」だと言い出した時は
「そんなはずねぇ」
と何度も何度も確認したのですが
何度聞いても「大好物だ」の一点張り。
いいのよ？嫌いなら嫌いでいいの。
わざわざ好きなふりなんて、しなくていいのよ？
と散々言っても
「本当に本当に大好きなの！！
明日も絶対これにしてねっ！？」
と全く引かない。
あまりの必死っぷりに
「これは本当にすきなのか…？」
とさっきまでの自信を失い、
試しに翌日、もう一度金平牛蒡を出してみると…
明らかに落ち込むことげ。
ひとくち口に運んだものの
どうしても飲み込めずに吐き出すほどの嫌いっぷり…
……
なんで嘘ついたん。
理由を聞くと
「折角作ってくれたのに
嫌いだって言ったら傷つくと思った」
とのこと。
その嘘を隠すために
必死に好物だということにしたようです。
親なんだから、こどもの嘘なんて簡単に見破れると思うでしょう？
好きなものも同じくらい必死になるので
本気でわかんなかったんですよ。
本当に必死だったので…
ブロッコリーに至っては
スーパーの野菜売り場で
「本当に好物だから買ってくれ！！」
と懇願してきたので買ったものの
いざシチューに入れて出したところ
「どうしても食べられない」
と言って泣き出しました。
何が彼をそうさせるの…？
それ以来、ことげの「大好物！」には慎重な私なのでした。
▼基本的に嘘は下手なのだけれども。
▼大人は平気で嘘をつく
▼本当に嘘は下手なのだけれどもなぁ
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