誰かの役に立たないと価値がない


と信じてた、2年前まで。


昨日先輩に

とある失敗の相談をした

別に何か期待してたわけでもない

ただ、やれることはやって諦めようと思った。


すると、先輩はこれ見よがしに

「あなたがちゃんとやらないと、あなたのお客さんが可哀想」というメッセージをくれた。



びっくりした。

すごい嫌味いうじゃん。


その言葉が、宗教の信者の言葉にそっくりで

とある人物の顔と重なった。


それは、

昔からよく感じていた

罪悪感に似たなにか。



べつに宗教を批判してるわけじゃない。

ビジネスの仕方にも文句はない。


でも、考え方もいろいろあるし

各々の気持ちをおもったら



私だったらもうちょっと考えるんだけど。



寄り添った言い方ができないのかなぁ。

失敗して私は傷ついたんですけど

そこは、悔しいね!次がんばろ!とかじゃないのかなぁ。


と考えたあと、


ああ、

ルールを守れないお前は

損をするのは当たり前だ

だからちゃんとやれって言ったのに

これで言うこと聞く気になった?


と、過去の真面目な私なら

同じことを思って言うんだろう


あなたがちゃんとやらないからいけないんだよ。

せっかくお金を出してもあなたのお店に来るお客さんは損をして可哀想だね。


それは、できるだけ皮肉たっぷりの嫌味で

自己中で自由な人間にできるかぎりの攻撃。


ほらね、

うまくいかなかったのは

信じなかったからだよ。


と。



うんうん、過去の私なら言いかねない。


直接的でなく

間接的な言い回しがまさにそう。


そこまで考えて、

彼女の言葉が、他人事じゃなくなった。




そういえば、昔

私もそんな自由な女の子に

嫌な言葉をぶつけた気がする。

遠回しに。


うーん、最低だなぁ。


あの頃は、自分が守ってるルールが

正義だと思ってた。

もうね、当たり前に守らないといけないと思って信じてた。

なのに、簡単に破って

幸せそうに自由に羽ばたいちゃってる彼女が

羨ましかったんだろうね。

羨ましいと認めたくもないほど

きっとすごくいらついたんだ。



あんなルールを守れない子と

一緒に働いてる仲間って思われたくない

とまで言った。

ブーメラン。



私が守りたかったのは

たぶん自分の信じてる何かだったんだろうね。


で、おまえの守ってた社会のルールとやらは

会社を一歩外に出たら

そんなものに何の効力もなかったのだよ。


自分の正義って、すごくみっともないものだ。




ただ、

私はこのとおり

無価値観がひどい人間だったもので


役に立たないと意味がないって思ってた。

だから支配下に自分から入ってた。


嫌味を言われても

我慢して笑って繕って

先輩の下についてたような

本当に弱い生き物だった。



ただ、昨日言われて



あっそ

っておもった。



可哀想なわけないだろ。

むしろ嫌な思いして断ってる相手の気持ちにも気づかないあなたは問題ないとでも?

自分の正義を押し付けることがそんなに大切とでも?


(ここまで反発する気持ちを持てたことが嬉しい)



そんで、助言ありがとうございます

とことわって

そのまま終わった。



これで言うことを聞くと思うなよ

と思った。

私は言うことを聞かない選択をできた。



そう、人の役に立たなきゃ

頑張らなきゃ

言うこと聞かなきゃと思ってた私からしたら

すっっごい自己中な気持ちなんだよ。


頑固者ってまた言われるんだろうけどさ


私、このままで価値あるって思えたんだよ。



ただ、先輩も本心からきっと

可哀想だと思ったんだろうね

それは悪意とかじゃないと思うし

まあ怒りと嫌味は感じ取れたんだけど…




嫌われようが、見下されていようが

最低だと評価されていようが

もうどうでもいいのだ


そんなことはどうでもいい。



愛されようとしてご機嫌伺いして

いつもなら言うこと聞いちゃう弱々な自分

ではなくて


あっそ。って思えた自分がすっごい好きだ。



怒りを感じられた自分が、すごく嬉しかった。




他人の言いなりで

自分の軸を持たず

上の駒にされて生きていた昔の自分

ルールに洗脳されて

それで成功して

誰かのお陰様に感謝する生き方


そんな昔の自分から



自分で覚悟して決断した道で

自分の意思で選択する軸を持って

嫌われることも認められないことも

失敗も成功もすべて受け入れた

挑戦の今の私の生き方


もちろんありがたい世界だけど

自分の力じゃありませんよとは思わない


烏滸がましくとも

全部他人様のおかげとは思わない。



成功したら、信じたせいじゃないよ。

失敗したら、足りなかったせいじゃないよ。



全部、自分がやったせいだよ。


いいことも、わるいことも、すべて。



その力を奪ってはいけないよ。




割とそういう上の人って

善人みたいなつらさげて

言うことは支配なんだもんおかしいだろ。


スピリチュアルでもたまに

変なことを言う人がいるけれど


上下の人間関係をつくるものは

結局そうなんだと思う




だけど、そんな一歩前進した私を見れたことがうれしかった。


そういや、彼氏の顔色伺って

会いに行ったり気を遣ったりもしていない


おかげで少し寂しい思いをさせているっぽい

振られてしまうかも?とか

嫌われるかも?とか

脳裏を掠めることはまだあるけど


他人の顔色で動く支配下にいた頃と比べると

すっごい成長!!!


めっちゃくちゃ嬉しいのだ!!!!



どうぞ。

私こういうものですんで。


というスタンス。


もちろん、その責任はそれぞれ取りますよ。



でも、配下につかないということは

他人の心をコントロールしない

という

相手への信頼になった気がする。



その相手からの評価を手放せたことが

格段に嬉しいのだ!