せつなく ほろ苦い

夢のあとあじ

反芻するように

いくどとなく寝返りをうつ


まだ 醒めきれないままの

頭と身体

言葉の余韻や

見えなかった面影を追う


どんどん遠くなり

薄くなり

それらは気化して消えてゆく


あるいは

私の中へと還ってゆく


さわさわと 顫えながら