【解説】

『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。現場に「怒」という血文字が残った未解決殺人事件から1年後の千葉、東京、沖縄を舞台に三つのストーリーが紡がれる群像劇で、前歴不詳の3人の男と出会った人々がその正体をめぐり、疑念と信頼のはざまで揺れる様子を描く。出演には渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡など日本映画界を代表する豪華キャストが集結。

 

【感想】

映像的にはしばしば好みのシーンが存在するものの、胸に刺さるほどではなく、

でも星島は、いいな~(*゚∀゚)♪

 

 

ストーリー面では、文句は特に無し。

ただ、褒めるところも特別に。。。(;¬_¬)う~ん

 

ただ、タイトルがなぜ『怒り』なんだろう? と観終わってすぐに思った。

犯人の書いた「怒」の文字が冒頭に出て来るが、その犯人の「怒り」を追うのだとばかり思って観ていると、何だか分からないまま、3人の得体の知れない男たちが交互に現れる。

犯人探しの内容かと思いきや、焦点を当てられているのは「信じる」という事の難しさ。。。

なるほどね。。。

 

でも3つもの物語、それぞれの抱える問題や傷を語るには、ちょっと尺が足りない。

それぞれが消化不良で中途半端にもやっとしていて、そのそれぞれが犯人と疑わせる為のファクターでしかない。。。

 

そして、「怒」の文字が滑稽に浮かび上がり、その意味がぼやっと霞んで見えなくなってしまう。