語学留学フィリピン紀行・2日目 | 人生とは壮大な実験場である

人生とは壮大な実験場である

ほぼ中小企業診断士(企業内診断士)が無能揃いの職場をミスロスの起きない仕組み作りで改善する日々と、メンヘラ嫁との結婚生活をコンサルの手法でいかに効率的に運営するかトライ&エラーの日々

12月11日

 

昼飯がてらチェーン中華店へ。180円のヌードルとドリンクのセットを頼む。

安いと思ったが、インスタントと代わり映えしないラーメンが出てきてがっかり。味も値段相応。


ホテルに戻る道中で押し売りにからまれまくる。

前日、たばこもガムもNOと言って「1ペソでメントス買ってくれ」と言われ3個かってやった物売りが俺を見つけ、寄ってくる。

こんな奴でも、異国の地で孤独な俺を知ってくれる者がここにいる、というのは少し嬉しい。今度はバイアグラとシアリスを売り込んでくる。

 

こんな奴の売ってるものを体内に入れる勇気などない。

そもそも薬なら間に合ってるし、なんなら念のため初日からもう飲んでいる。

 

「I dont need」 と言ってるのに「特別に中身を見せてやろう」と箱を開けてくれた。

しかし中から出てきたものは見た目もロット番号も全く一緒の錠剤・・。騙すにしてももう少しうまくやれよ。

一体、何の薬なのやら。

 

それもいらんというと、マリファナがあると耳打ちしてくる。何度断ってもめげないこの男は「OK,OK」とまた歩いていく俺を呼び止め、再度マリファナの売り込みをしてくる。

本能的なもので、こちらに呼びかけてくるものを無視しにくい何かしらの圧力と引力を感じ、足を止め話を聞いてしまう。8回くらいこうした問答の末、ようやく去ってくれた。つい足を止めてしまうナンパ師も、こういった引力を発生させる力があるんだろう。


そのあともドーナツ屋で軽く会話してた乞食の女が、俺の服が汗で背中までびっちょりなのを見て慌てて道ばたの服売りのおっさんをつれてきた。セリエAのユニフォームシャツを10着で5千ペソだ、とかこれだけあれば着替えに困らないぞ、とかこっちが「too many.I have the other shirt in my hotel」と言っても「OKOK,10着ある」か、アーセナルのシャツを似合う似合うと渡してくるので「ACミランが好きだ」、と言ってもアーセナルのシャツを3着加え「全部で5千でいい」とか全く話にならない。

これも根負け狙いのナンパ師に通ずるマインドだろうか。疲れたが、そんなにいやな気はしなかった。

 


先日、彼女がナンパされたと言ってて「まだ声をかけられる需要があるんだと嬉しかった」とか言ってた。

前からか後ろからか、準備運動での声掛けかはわからんが。ナンパは女を幸せにするゲームだということか。

 

そんな彼女がせがむので2時間ほど電話してたら出撃が20時半に。

 

前回、しょこたん似のアイドルフェイスと超ハイテンションのマスターが印象的だった名店「クリスタルパレス」に向かう。

記憶ではこの辺りだったはずの場所が「ラスベガス」となっている。

 

あれー潰れたかなーと思い、ガムを売りに来たストリートチルドレンの女児(10歳)に「Do you want money?」と聞くと「YES」と答えるので、軽く会話しつつクリスタルパレス知ってるか聞くと知ってるとのことで、15ペソ握らせ道案内を頼む。

「クリスタルパレスークリスタルパレスー」と言いながら歩く無垢な女児に風俗店へ案内させる背徳感を楽しんだ。ほかの通行人の目が痛かったが・・・。

 

店に入ったら「もうウエイトレスには奢らないぞ!!」と決意もむなしく一杯おごってしまう。

結局1時間ほど悩んだ末、雰囲気が浅沼似の女を指名し呼ぶ。

 

会話がかみ合わず前夜ほど盛り上がらない。もうこれ以上時間や金を掛けるのももったいないしコイツにしよう!と打診すると

「今日は生理」という。

ピーナは断る権利を持ってるというが、断られたのは初めてだ。日本人だからか、ルックスか、会話か、何かがイヤだったんだろう。

 

正直、「なら別の店行けるし丁度良かった」、と思いつつも「私が選んであげるから私の友達にしなよ」と勝手なこと言うので「オーノー、I think you are good.I cant decide」と言って逃げてきた。


改めて歩いていると花売りから「約束覚えてる!?」と声をかけられる。前日、風俗店巡りにさあ行くぞと出かけた途端に花売りにからまれ、全然離してくれんのでとりあえず「明日ね、明日」と追い払ったが、こんな若かったかなあと思い年齢を聞くと17歳という。

もう少しババアだった気がしたが。

さらに客探しして道を歩いていたスペシャルマッサージガールズまで加わり、みんなしてどんどん詰め寄ってくる。

 

片方の20歳のマッサージガールは結構かわいいので良いっかな~なんて揺らいだが、もう一人がすごいブスで、こいつに例えスペシャルマッサージされてもイヤだろ・・誰がお前なんかホテルに連れて行くかよと思いながらも、STAYしてるホテルをABCと答えて「ワーオ!」のくだりは一応、きちんとやって味わっておいた。

いたいけな花売りのためマッサージガールズも「花買ってあげなよ!」と詰めてきて30分くらい押し問答(英語の練習にもなり何だかんだ楽しい)してると

「ちゃんとNOといった方がいいよ」と後ろから日本語が。

 

日本人で、このあたりに詳しいらしいおっさんが助けてくれた。女たちを軽くあしらっていた。NOといえない日本人として、見習わなくては。ちなみに押し問答中に別の花売りも「約束覚えてる!?」と話に入ってきたので、花を売りつけるルーティンなんだろうか。


助けてくれた彼は自営業の自由な身を活かしてセブパシフィックの中途半端な日程の安いチケットを使い往復8千円らしい。俺は4万。

一緒に回るか、と誘われ共にバー巡りをしつつ夜遊びについて聞く。

 

「ちなみにさっきの最後までしゃべってたほうの子(すごいブスのスペシャルマッサージガール)は男だよ」とのこと。

「えっ!!!」と軽く跳ね上がり最高のリアクションで驚いてしまった俺。

 

すごいブスとは思ったが、男とは気づかなかった。

なぜ彼がそんなことを知っているかというと、3ヶ月前に来たときにあいつを買ってしまって痛い目にあったそうだ。

男だったの前に、女でもあんなブスによく手を出したなこいつ・・と同じ男として敬意を払う。

 

もう女もハケつつある22時半頃、2軒まわってこいつにするか!と決め4人で店を出る。

ジョリービーというケンタッキー的チェーンで晩飯を済ませる。おっさんは安宿泊まりのケチ男だったので、女をいかに安く買うか、というこちらの要望と一致したのでよかった。中学生のデートで来そうな安っぽいチェーンだが、ピーナはみんな大好きらしい。

 

ホテルに戻りパンパン。二夜目のせいか、今日の子の構造の問題か、あんまり感じない。うちの彼女としてる気持ちになって苦戦した。
計5戦目にして学んだ女の買い方。

まだ英語トークで盛り上げられない今の俺は

①元気

②日本人スキスキ

の2条件が揃ってる子のが楽であることを痛感。