先日、Twitter(敢えてXとは言わないw)の北へ。関連の書き込みでいつもお世話になっているShidenさん(@G_Shiden)のCDを購入させていただきました。

どのようなCDかを簡単に説明させていただきますと、1999年に発売された「北へ。White Illumination」というドリームキャスト用ゲームがあったのですが、後にそのゲーム内でヒロインたちが歌った歌をCD化した「北へ。PURE SONGS and PICTURES」が発売されました。

それから20数年……。北へ。が大好きなファンたちが集まって作られた合同同人誌「北へ。MOVE ON! Again」が発売されました。それだけでも十分すごいのですが、その合同誌の中には実際にゲームに携わられたスタッフのインタビューも載っています!

で、そこに掲載された秘蔵の開発資料の中に長山豊さんが作詞された歌詞が掲載されました!(作曲は池毅さんです!)

残念ながら歌詞はあるものの、実際に歌われることはなく、原曲はゲーム内のBGMとしてだけ使用されていました。

前置きがかなり長くなりましたが、その幻のキャラソンを実際に完成させ、CDとしてコミケで販売されたのが、Shidenさんです!(ちなみにCDのジャケットイラストは北へ。Twitter界隈では知らない方はいないと思いますが、北へ。あきさんです)

ゲーム内のBGMを元に全8曲を、実際に歌い手さんに歌ってもらえるように作成し、CD化しているわけですが、きっととんでもない苦労をして作ったことだと思います。

ですので、北へ。ファンとしてはきっちり感想を書きたいと思い(誰得なのかは謎)、書かせていただこうと思った次第です。

おそらく北へ。という作品を知らない方には何を言っているか分からない内容だと思いますが、気にせずいきます!w

まず聞いてみた感想(あくまで私個人の)ですが、すべての曲をつぐみさんという方が歌っているのですが、曲ごとに高音、低音、声の質等を使い分けておられ、初めて聴いたときは何人か歌い手さんがいて曲ごとに別の人が歌ってる?と思ってしまいました!

 

【1曲目:クッキン キッチン】

これはタイトルからも分かるように琴梨ちゃんのイメージソングですね。

なんとも琴梨ちゃんらしい曲で、カレーとハンバーグの二本立てです。(香辛料多めでw)

途中隠し味?に少し嫉妬というか不安が混じっているのも彼女らしい気がしますね。目を閉じて状況をイメージしながら聞いていると琴梨ちゃんボイスに聴こえてくるから不思議……。

 

【2曲目:名もない街角の名もない物語】

この曲は椎名薫先生が歌う予定だった曲のようですが、曲が一つの物語になっています。

率直な感想は「暗い!」「辛い!」ですw 低音で歌われているのでそれがさらに辛さを引き立てます。

この曲(物語)を聴いていて、最後に救いはあるのか?と思い、聴いていましたが、「え、マジか!?」とブルーな気分になりました。ある意味北へ。DDのスオミちゃんが歌う、「悲しいアスタリスク」に似た感情が芽生えましたw

 

【3曲目:ひこうき雲】

これは北へ。WIをプレイされた方なら誰でも知っているあの曲です。

琴鮎コンビと一緒にスガイ二段活用で行ったカラオケで歌った曲ですね(実際はボタンを押して遊ぶ音ゲーですね)

ドリキャスは一般のゲーム機と違い、AボタンとBボタンの位置が逆なのでめちゃくちゃ苦労した記憶があります。自分は確かスコアが30点くらいでした……。

ちなみにこの曲はみんな大好き、ターニャが歌う予定だった曲のようですね。そのためか歌詞に夕陽というワードが入っていますね。結局好きだと言えずに後悔してしまったような辛い歌詞が印象的です。

でもなぜか歌詞がターニャ(女性)視点ではなく男性視点で書かれているんですよね。

 

【4曲目:したっけ】

桜町由子さんをイメージしただけあって明るい感じの曲です。わりと突っ込みどころの多い歌ですw きっと歌い手さんもそう思ったに違いない!

歌詞の「『したっけ』って言葉は『さよなら』って意味なんだね」は個人的には何となく、北へ。PURE SONGS and PICTURESのめぐみんのキャラソンにある「さようならという言葉は『またね』って意味だよ」という歌詞を思い出してしまいましたね。

 

【5曲目:輝け希望の七つ星】

この曲は梢さんの曲というか、もろに梢シナリオに登場した戦隊モノの「七草忍者隊」のテーマソングですねw(しかも抜け忍w)

どうやら悪の「月風(げっぷう」という組織と戦っているようですが、七草忍者隊の必殺技がジェノサイドセブンって……。たしかジェノサイドって大量虐殺とかそういう意味ですよね?どっちが悪の秘密結社か分からなくなりますw

ちなみに20周年合同誌に掲載されている歌詞は表記ミスなのかジェノサイドセブンがジェノサイドセプンになってますね。

 

【6曲目:美瑛の丘】

美瑛といえば、めぐみトラップで有名なめぐみんの曲ですねw

主人公に会えないから「お休みのない秋なんて大嫌い」と言い切ってしまえるのは何だかめぐみんっぽい感じがしますね。

それにしてもこの歌の中の主人公よ、東京と北海道の遠距離なのに手紙もよこさない、電話もしないとは何事だ! ひどい奴ですねw

愛想つかされる前に速攻行くべきですね!

 

【7曲目:不良少年】

不良少女といえば、もちろん葉野香ですね(もちろん不良ではありませんが)!

この曲はもう、葉野香をイメージしているのがめちゃくちゃ分かる歌詞ですよね。普段素直になれない彼女がすごく良く表現されていると思います。

そして、今までの曲もそうですが、当然この曲もゲーム内のBGMとして作品に組み込まれているわけですが、一体どこで出てきた曲だったのだろうとしばし考えました……。数分考えて思い出しました!

「まさか、お前が……不良少女だったのか!(ゲーム内では曲名は素直な心)」

冬編でデートの約束をする際に流れていた曲が「不良少女」だったとは!

この曲にこんな歌詞がついて、なおかつ葉野香のテーマソングになるはずだったと思うとめっちゃテンションが上がりました!(WIで1,2を争うほど好きなヒロインなのでw)

歌い手さんの高音の声がやみつきになり、すでに何度もリピートで聴きました!!

 

【8曲目:ホワイト・イルミネーション】

もうこの曲については何も言うことはありません!(言いますが……w)

これはもう、このCDのトリを飾るにふさわしい歌ですね。

CDでは分からないのですが、この曲は20周年合同誌では各パートで歌うヒロインが分かれているんですよね。しかもちゃんとそのヒロインらしい歌詞になってるんですよ! そのためか、気のせいだったら申し訳ないのですが、歌い手さんがパートごとに声の質を変えて歌ってくれているんですよ! この辺はShidenさんが細かくお願いされたのではないかと勝手に推測しております。

今回のCDの中ではダントツに素晴らしいです(もちろん他もすべて素晴らしいです!)

 

以上が8曲すべての感想になります。長々と書いてしまいましたが(実はもっと書きたい)、ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございます。

個人的には8曲目は反則級ですので、それを除外すると「不良少女」が推しです。

8曲目は設定では全ヒロインで歌うことになっていたので、残りは7曲、ヒロインは8名……あれ? 1曲足りない??

そうなんです鮎ちゃんの歌がないんですよ。

残念な気がしますが、実は鮎ちゃんは北へ。PURE SONGS and PICTURESでは一人だけ「魔法にかける魔法」と「わたしまけましたわ」の2曲収録されているのでそのためかなぁと思います。現在は入手困難ですが、もし機会があれば聴いてみてもらえればと思います。

 

最後に、今回、このような素敵なCDを形にして下さったShidenさん、歌って下さったつぐみさん、本当にありがとうございました! このCDがなければ一生形にはならずに聴くことができなかったことだと思います。

それに実際にゲームに関わったスタッフさんたちが形にできなかったものを20数年の時を経て、北へ。ファンの方が作ったというのがとても素晴らしいことだと思います! 自分が作ったわけではないですが、とても熱く込み上げてくるものがありました。

本当に素晴らしい作品をありがとうございました!