未練ある別れ | I am say'S'

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「香り」をテーマにいろんなエッセイと小説を掲載します

未練ある別れ

自分にとっては
何気ない内容で
相手が不快に思ったとは気が付かず
ちょっとしたボタンの掛け違えだと
思っていたことが
別れのきっかけになることがある

ある話題を
口がしたことで
その内容が
それまでの仲のいい会話を
一瞬で
壊してしまった

そのことが
そのときは思いもしなかった
突然の別れに似た
結論をもたらしたのだろう

僕の
考えの甘さ
言葉を安易に発したことが
相手の心を遠ざけた

そして
実感のない
別れ?

話題を選ばなかった
僕が悪い

もう
もとには
戻れないのだろうか?
できることなら
以前のような
仲のいい会話を交わせるように
なれたらいいのに

電話だけの繋がりだったから
ショートメールを
送るしか
手立てはなかった
そして
お返事のないまま
時は過ぎてゆく

未練ある別れ?

時は5年以上前の出来事を
今さらながら
悔やんでいる