沈黙のとき 沈黙のとき 誰を頼るでもなく誰にすがるでもなく結局人は一人きり夫婦も家族も友達も仲間もどんなに親しくふるまっていても最後は一人きり一人きりでここから旅立つ何一つ残す言葉もなく 沈黙のとき僕は先へと旅立つ生きていられる限りあきらめはしない もちろん目に見えない世界での妄想のはなし 人はひとりでは生きていけないものだとわかっている だからなおさら沈黙のとき人は苦しい僕は苦しい