ホール練習にて。
連日、世の中の吹奏楽部の多くは、コンクール挑戦の熱い日々が続いている。
合宿をしたり、ホールで実際に演奏し響きを確認したりと余念がない。
生徒達は本番が近づき、緊張感が増すとともに、疲労も溜まってきている事だろう。
また学校の先生方も本番前が体力的にも精神的にもかなりきついところだろう。
生徒達は「何とか金賞とりたい」
先生方は「何とか金賞とらせてあげたい」
その思いで頑張っている。
最終的には皆悔いの残らぬよう、自分たちの準備してきた全てを、そしてベストを出せるよう頑張ってもらいたい。
そしてもっと言えば、音楽や楽器を今までよりももっともっと好きになれるような経験であって欲しい。
難しい曲や厳しい練習を通して、嫌いになってしまう子も中にいる。でも視点を変えれば、その中から新たな発見をできたり、厳しい環境下で自分自身を見つめたり、また知るきっかけにもなるだろう。
だからといって、厳しさや難しい曲を肯定しているわけでもない。
全ては自分次第で面白くもなり、つまらなくもなる。それが本当の結果なのだと思う。
コンクールでの賞はもちろん大事。
でも、それ以上に自分のベストを目指して、最高に輝ける舞台での時間であって欲しい。
人は、沢山の人の協力や、一つ一つかけがえのない経験のもと成長してゆくもの。
今日も皆さんにとって、かけがえのない素晴らしい人生の1ページになりますように。