基礎合奏なんかをすると必ずや耳にする”コラール”という言葉。具体的に何かって言われるとよくわからず、バッハのなんかかなーなんてことくらいしか考えてませんでしたが、いざ団体を運営してみるとコラールの大切さを痛感しました。
和声学なんかではコードの進行がどうのこうの、緊張と解決があって、その上で旋律を演奏しなさいって書いてあります。
フレーズを歌うときにどこがヤマで、どこに向かっていくかってのは確かにメロディだけでも想像はつきますが、それ以上にコードの進行に依存します。基本的に緊張が続く分だけ盛り上げて、緩和したら落ち着けていくというのが繰り返されます。
演奏というか音楽に慣れてくると、あるいはたくさんの曲を演奏していくと、このフレーズとかハーモニーの感じ的にこう作っていこうみたいなのがパッとわかるわけです。
ですが、まだ経験が少ないとそういうのがわからず、二分音符や四分音符、さらには全音符が音楽にならないことが多いんですね。
伴奏が背景を作ってくれなければメロディは何をやっても空回りしますから、聞いている人の心が動きません。
コラールというのはその和声の動きを疑似体験というか短い曲で感じる練習みたいなものですね。学術的な意味は違うと思いますが、まあ吹奏楽部的にはこういう解釈だと思います。
今日一日コラールを練習させてみましたが、自分はこうしたらいいだろうというのが感じ取れるけど、プレイヤーはまだまだ ??な感じでした。
繰り返していけばなんとなくわかるのか、フレーズの演奏の仕方を指示していけばそのうち体得できるのか、どういった手法が効果的なのかまだはっきりしませんが、今後も継続的に取り組んでいきたいと思います。
ちなみにつかっているのはこれ。
バンドのためのフレキシブル・コラール集
http://www.brain-shop.net/shop/g/gFLMS-87901/
効果がでることを期待してます。。。