先日、彼と初めてのご近所をブラブラブラブラした。
ぷらついて、行きたかったところに行って。
無印で人をダメにするソファに座って
抜け出せなくなっているところを
すっと手を出してお姫様みたいに起き上がらせてくれて
いや、キザな男だと冷めるんだけどさ
真面目男にやられると弱いのよ。
インテリア見ながら、ここにこんなテレビあったらさすがにテレビ見るかもねーとか。
この小さなテーブル便利だねーとか。
えー、その色やだーとかとか。
なんとなく彼が言った、
俺は綺麗なものとかおしゃれなものとか
全部同じに見えるから、
そういうのは君に任せるよ
っていう一言。
割とね。うれしいのよ。
将来を意識させる一言を、これみよがしに言ってきては、なーぜかドヤ顔をする。
晩ご飯は、おいしそうなお店を彼が選んでくれた。
シックでおしゃれで広ーいお店。
お店に転がってた企業ロゴの変遷を描いた本を読んで。
君の企業ないね。
わたしのもないや。
なんて。
おいしいね、って言いながら。
このクミンはカレーのスパイスなんだね。
知らなかった。
クミンと人参おいしかった。今度やってみよう。
デザート、気になるね。
メニューもらおうか。
頼む?
うん、頼む。だってもう少し一緒にいたいじゃん。
もう、やめてよ。真顔でさ。
全然ロマンチックじゃない。
本意で言ってくれるのが伝わるよ。
もう、本当に、愛しいよ。
あと、同じケーキ選ばないで。
そのあとお店を出て、ぎゅう、と手を握られて。
あっちの方行ってみたいと言われながら、引っ張られた。
そしたらエレベーターがあって、便利だね、これで降りよっか、って。
入って、1階を押して。
彼の腕が腰を回り、引き寄せられて、ゆっくりと。
少し激しくなったところで1階到着。
ねえ、あっち行ってみたいって言って、エレベーターに乗ったのは、わざと?
腕を絡ませながら駅まで行って、
ああ、帰りたくなくなっちゃうなあ、
ため息混じりの一言。
一緒に住んだらこんな寂しい思いもしなくて済むね、なんて…今度言ってあげようかしら。
来年度からお互い4年目になる。
お互いに家賃補助が厳しくなってしまう。
だったら来年度からでも、一緒に住みたいな。