6月に咲く花「紫陽花」は危険です | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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6月に咲く花「紫陽花」。

この花は「危険」です。な

主な理由は、有毒成分があるからです。

猫だけでなく人にも有害です。

 

「紫陽花」には、アミグダリンと言う

青酸配糖体という成分が含まれています。

この成分は、消化の途中で有毒物質に変化して

中毒症状を引き起こす怖い成分です。

 

アミグダリンは紫陽花の全体にあり

花のつぼみから根っこの先にまで含まれていますが

茎や葉っぱの部分は注意が必要とされています。

 

致死に至るのは、相当な量を摂取した場合ですが

中毒症状自体は、少量の摂取であっても

出る可能性があります。

 

特に子猫は体重が軽いので

微量の誤飲でも強い中毒が考えられます。

若齢の好奇心旺盛な子猫ちゃんの時期は

特にご注意下さい。