アフリカ、ケニア「愛護団体」の実事情 | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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アフリカ、ケニアにも

犬猫の保護及びアニマルシェルターはあります。

KSPCA (Kenya – KENYA SOCIETY FOR THE PROTECTION AND CARE OF ANIMLS)です。

HPから抜粋させて頂きます。

KSPCAはケニアでは唯一の動物愛護団体で、扱う唐物は家畜が大半を占めています。
始まりは、何人かの女性が、ナイロビ周辺地域から物資を運ぶ牛を哀れに思った1910年後半ごろからです。
当初は、社会は狂犬病の管理により大きな関心を持っていたようで、KSPCAのインスペクターの主な

任務は野良犬を射殺することです。
現在、KSPCAには、23名のスタッフがいます。
開発途上国では、人間の問題が非常に大きいために、動物の問題には資金が回ってきません。
過去20年間、私たちは社会の、動物への態度の変化を見てきましたが、まだまだ道のりは途上です。

ケニアの野良犬猫は、アニマルシェルターに収容される以前に

狂犬病対策として射殺、毒殺などで殺害される数が膨大であると推測されます。

律でも、「狂犬病の疑いのある犬猫の殺害方法においては人道上の配慮は必要ない」としています。

 

しかしその数は統計制度が整備されていませんから、表面上は殺処分数は出てきません。

ケニアは、狂犬病対策として、犬猫は積極的に殺害されていると言われています。

なんとも切ないです。。。