寒い時期こそ「体内の水分」にきつけましょう!! | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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雪が降ったせいなのか、寒いですよね。

寒さの影響で、冬になるとわんちゃんもねこちゃんも

お水を飲む量がかなり減ると言われています。。
その影響でかかりやすくなる病気があります。

尿路感染症、膀胱炎、結石などの泌尿器系の病気です。
 

メスは尿道が短いため膀胱炎にかかりやすく

尿道が長くて先細っているオスは尿道に結石が詰まって

排尿困難になりやすいといわれている事です。

 

以前泌尿器系の疾患にかかったことがある

又は高齢のわんちゃんやねこちゃん場合はさらにかかりやすい

こともゼロではないので気つけてあげて欲しいですね。

 

「おしっこ」は、体内の水分量を一定に保たせたり

体内の老廃物を排泄するなどの役割が身体の中であるのです。
そのため、泌尿器系の疾患によりおしっこが作られなくなったり

作られたおしっこが排泄されなくなると

生命の危機に瀕するような重大な事にならないこともありません。
 

愛犬や愛猫の日々の排尿やおしっこの様子を

観察することは、とても大切なことなのです。

 

その為には「お水」をなるべくとる事を考えてあげて下さい。

例えば、いつでも新鮮な水を飲めるようにしておくことも大切ですし

ウェットフードなどを利用して水分の補給を行うようにすることも

大切です。

 

特にウェットフードの中に含まれている水分は体内に吸収しやすいと

言われていますので、ウェットに今食べているフードに混ぜて

あげるのも良いかも知れません。