療法食の供給不足 | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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獣医師の佐藤貴紀の公式ブログです

この「コロナ」の流通や輸入の影響で「療法食」が

昨年くらいから、メーカーから仕入れられる数量が

極端に少なくなり、商品によっては、完全に入手が

できなくなってきています。

 

「療法食」って皆さんわかりますか?

 

「療法食」とは、腎臓や心臓、消化器、皮膚などの

病気治療のために与えられる特別なご飯の事です。

病院での医師の指導が基本必要の為、お薬と同じ扱いと

考えていますが、最近は量販店やネットでも買えるので

医師に相談もなくあげてしまったりすると、反対に

体調を壊しかねません。

 

飼い主さんからも

「療法食はいつ入荷するのですか?」

といった問い合わせも続いている事も現実的にあります。

 

元々「療法食」は、腎臓や心臓、消化器、皮膚などの

病気の治療のために、その疾患に合わせた栄養バランスの調整や

食欲が低下している犬や猫でも食べたくなるような香りや味の調整

などもされているの為に、供給不足が生じても、他のメーカーが

代わりのものを作って販売と言うことは簡単にはできません・

 

もちろん、僕たち獣医師もかわりの食事の工夫などの提案もしますが

完全な代替品が存在しない病気のご飯もあります。

 

また、ようやく、流通されても、転売業者が買い占めて

10倍、20倍の価格で売られている事があるらしく

僕のマネージャーも「インターネットで見たよ」と言っていました。

そういう事はやめて欲しいです。

 

療法食は、動物にとって「お薬」と同じで

「治療食」です。

苦しんでいる子や飼い主さんがいる事を考えて欲しいと思います。

 

早く、流通が普通にできるようになる事を

祈るばかりです。