どの動物が新型コロナウイルスにかかりやすいのか? | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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新型コロナウイルスが、人から動物に感染することは

すでにわかっています。

 

フォーブスの記事によると

ハルビン獣医研究所は新たな調査を通じ、これまでに報じられてきたよりも

広い範囲の種類の動物の間で新型コロナウイルス感染症の調査を行ったと言います。

 

その結果、人と他の動物の間の新型コロナウイルスの感染については

さらに安心できる結果が出たそうです。

豚や鶏、カモなどを含む家畜はウイルスに感染しにくいことが判明。

こうした家畜が新型コロナに感染しやすいならば

これまでに多くの感染や死が確認されたかもしれません。

さらには、フェレットが鼻腔内に投与されたウイルスに

感染しやすいこともわかったそうで

フェレットにインフルエンザやその他の呼吸器系ウイルスにも感染しやすかった

と言う研究結果がわかっています。

猫も鼻腔内にウイルスを投与することで感染。

ウイルスはその後、気道や排せつ物から検知。

 

最も興味深く衝撃的だったのは、隣のケージに入っていた

感染していない猫も感染したこと。

これは人の間と同じように、小さな飛沫(ひまつ)によるものだと思われます。
また、若い猫は年老いた猫よりもウイルスに感染しやすいようだったとのこと。

ウイルスを鼻腔内に投与された3匹のビーグルの間でも

感染したことを示す抗体が作られた。

しかし、隣にいた他の2匹のビーグルは感染しなかった。

他には、少数の豚や鶏、カモもウイルスの鼻腔内投与を受けたが感染していない。

 

ドイツにおける調査でも同様の結果が出ており

家畜は人に対する感染リスクにならないとされています。

 

ジョンズ・ホプキンス大学のメーガン・デービス博士は

「フェレットはインフルエンザ研究の特に有用なモデルで

 フェレットが感染しやすいことは、研究者がフェレットを

 新型コロナウイルスの動物モデルとして使えることを意味しているかもしれない」

と述べたそうです。

 

動物にどう感染するかで

人間の感染や様々なことが解明される事があるかもしれません。