ベンツが動く | iOsamu 新しいゼネコンの作り方。

ベンツが動く

2月ですね。
2月1日から当社本社横の倉庫の補修工事が始まりました。
昨年末に青山駅前の竣工した当社の不動産部門エスティーネットの
ビルがあまりにも目立つためか「沢田さんは、本社を青山に移転した」
とよく言われています。そして今月より本社横の倉庫の改修にて
足場を掛けた時に「本社を青山に移転したから解体するんですね」と
言われ、本当にビックリしました。笑
 
本社は昔も今もここ、半田市幸町1丁目です。
地域に根差して57年目の当社であり、「地域の方々のくらしを幸せにする」
という企業理念にも非常にマッチした会社所在地をとても私は気に入っています。
さて、本社横の倉庫改修に伴い、創業者が他界した平成3年から社屋に置いてあった
ベンツを移動しました。
廃車にはせず、クリーニングをするためです。
 
私も何度かそのベンツを見ては創業者であり、
父親の存在を懐かしく感じていました。
きっと社員の方々もそうであったと思います。
 
ベンツが動いた時に、母から聞いた話が思い浮かんできました。
昔、成岩にあるお医者様のご自宅を父が会社創業時にも関わらず依頼を頂いた。
そのお客様の想いに応えようと父と田村さんが二人で現場を担当した。
この現場だけは何が何でも絶対完璧に仕上げるという覚悟で挑んでいきました。
昔は治安も悪く現場荒らしも頻繁にあったようで、
父と田村さんは現場に布団を持ち込み現場が終わるまで
現場を守り無事竣工したそうです。
その姿を見た先生と奥様は感動し、医者仲間に当社を推薦して頂き
医療関係の工事を多く受注させて頂き、信用を築き上げたそうです。
そのノウハウが蓄積され
医療関係の物件を今期も数多く手掛けさせて頂いてる「今」があります。
 
57年前から受け継がれている
 
「この地域のお客様のために」
 
という想いを大事にし、更に磨き、大きくし
社員の方々と共に一生懸命頑張って行こうと強く思いました。