振舞い酒をいただき…

顔はめパネルで写真をとり…


年が明け、




まず向かった先が、「川平湾(かびらわん)」

川平湾は、全国で8か所しかない国指定名勝地のひとつ。ミシュラン・グリーンガイドでは、最高ランクの三ツ星を獲得しているそうです。
また、黒蝶真珠の養殖でも知られています。


現地で、すぐグラスボートに乗れると知り、チケットを買いに。



早速、グラスボート乗り場へ向かいました。






船底のガラス越しに、珊瑚の群生や色鮮やかな魚たちを見ることができました。



船長さんが海の生き物を探しながら案内してくれます。


ニモ(カクレクマノミ)や、デバスズメダイ、ギーラ(シャコ貝)も見つけることができました。

船長さんが、ウミガメの姿が見えたようで、近づいてくれましたが、今回は残念ながら隠れてしまいました。

主人は、海の神様といわれているウミヘビを見つけたそうです。


約30分の海中観察の旅。

何度でも覗いてみたい海の世界でした🐠.。o○



グラスボート遊覧後、すぐそばにある川平公園へ。



展望台からは、川平湾を一望できます。





七色に変化するといわれているカビラブルー。




島の海の綺麗さに、毎度感動させられます。





穏やかに見える川平湾ですが、潮の流れが速いため、遊泳は禁止されています。


真っ白な砂浜を散策しながら、カビラブルーを眺めるだけでも、十分満足できました。



駐車場へ戻る途中、川平公園内に、「川平観音堂」があり、参拝しました。






川平観音堂がある川平湾は、首里王府への貢納物を集める島の三大港のひとつで、

川平観音堂は、17世紀半ば頃に創建されたと伝えられています。


川平観音堂が建立されるにあたり、言い伝えが残っているとのことで…


昔、船が川平湾に停泊して風待ちをしていたところ、

その船に乗っていた小僧が、順風になるまでと思い川平村に上陸し、しばらくして戻ってみたら、すでに順風となって、船が出航してしまっていた、

取り残された小僧は船が戻ってくるように祈り続けていたら、それを叶えるかのように逆風になって、船が再び小僧の元へと戻ってきたため、小僧は、乗船することができたそうです。


後に和尚となった小僧が帰島し、そのような奇跡が起きた川平湾の地に観音堂を建て祀った、という逸話から、

川平観音堂は航海安全と無病息災を見守る観音様として信仰され、また、大願成就や縁結びなどを祈願しに、多くの人が参拝に訪れています。



お正月の三が日、初詣に来た参拝客で賑わっていました。

川平湾に来たらぜひ、川平観音堂へ。石垣島のパワースポットのひとつにもなっているそうです。




続いて、米原海岸(よねはらかいがん)へ。



石垣島の絶景ビーチのひとつ。



白い砂浜には、たくさんの珊瑚が!






砂浜のすぐ近くに珊瑚礁があるので、海水浴はもちろん、シュノーケリングも楽しめるそうです。




夕方から、「冨崎観音堂(ふさきかんのんどう)」へ初詣に行ってきました。

石垣市指定の史跡にもなっています。



先に紹介した、地域の人たちが参拝に行く川平観音堂などもありますが、

石垣島で初詣というと、冨崎観音堂か桃林寺といわれているそうです。

 

お正月は、一日一万人以上の参拝客がいるという冨崎観音堂。

いつもはひっそりと静かな境内が、一年に一度、初詣客でとっても賑やかになるそうです。


石灯籠が続く参道を進み、堂殿へ向かいます。



フクギ並木やリュウキュウマツなどの亜熱帯の植物に囲まれ、心が洗われる場所でした。




参拝までの待ち時間は1時間ほどでしたが、島の人からすると、大変な混み具合になるようです。




冨崎観音堂は、1701年創建。何度かの移転を経て、1742年に現在の場所に建立されました。



海に囲まれた石垣島で、

琉球王国時代から、島民が、航海の安全と無病息災を祈願する場所。


この地が祈願所となった所以が古文書に残っているということで…


八重山の役人だった西表直香という人が、沖縄本島の首里王府からの帰りの船旅で強風にあおられ、中国の福州まで流されてしまいます。 

そこで偶然にも、以前石垣島に漂着し直香が救助した中国人と再会し、 今度は、直香が無事に石垣島へ戻れるようにと、守護仏として2体の観音像が贈られます。

そのころ島では、直香の妻が夫の生還を願い、権現堂や美崎御嶽に日参していることを知った桃林寺の住職から、1体の観音像が贈られました。

天に祈りが通じ、無事、石垣島に戻ることができた直香は、その3体の観音像を自宅に崇め奉り、その後何度かの移転を経た後に、この地にお堂を建てて大切に安置したとの事です。 



最後におみくじも引いて、気持ちも新たに希望を持って一年をスタートさせました!



初詣のとき、冨崎観音堂の堂殿に、桃林寺の文字があったので、あれ?桃林寺?と不思議に思いましたが、桃林寺が冨崎観音堂を管理しているそうです。

八重山列島最古の寺院、桃林寺とも関係が深いとのことなので、

次は、隣地の権現堂(国指定重要文化財)と合わせて桃林寺へ参詣したいと思います。