4回目の「BOHEMIAN RHAPSODY」


全く同じものなのに、またしてもQueen効果で、楽しんでしまいました😉



4回目のボヘミアン・ラプソディーを見終わった後、実際のLIVE AIDは、いったいどんな感じだったんだろうと思い、

今まで幾度となく、日本でのライブ中継を徹夜で見た主人から「クイーンが1番凄かった」という自慢話を聞かされていたため、食傷気味になっていた私でしたが、
無性に本物のLIVE AIDのステージを見たくなり、ついに今日、体験しました!

話には聞いていた伝説のステージ、やっぱり凄かったです。
会場全体がひとつのうねりのようになり、実際は、いろいろなアーティストのファンがいるのに、すべての観客がクイーンファンで埋め尽くされたかのような熱気に、圧倒されました。

もちろん、映画の中のLIVE AIDも大好きです。フィナーレに向けて進む展開は、まさに娯楽映画の醍醐味、LIVE AIDのシーンに感じるカタルシスは、何度見ても格別です。
 
主演のラミ演じるフレディのステージは、一言で表せば爽やかフレディ、眼がキラキラしていて大変なことを乗り越えた好青年って感じがします。

実際のフレディは、良く言えば、おちゃめ。悪く言えば、ちょっと気持ち悪い😅
ステージの上から妖しいオーラをプンプン漂わせ、油断していると食べられてしまいそうな雰囲気でした。まぁ、私は女なので心配ないですが🤭

でも、なぜか強烈に惹きつけるものがあり、それはフレディから透けて見える孤独みたいなものが、そう感じさせたんだと思います。

例えるなら、プリンスを初めて見た時の印象に近いかなと思いました。そう、これがフレディの魅力だったんですよね。

映画の中でもゲイであることの苦悩と葛藤が一つのテーマですが、このことがフレディをフレディたらしめていると思いました。
80年代、ロンドンでは年がら年中マスコミに追われていたフレディは、ニューヨークに一時住んでいたことがあるそうです。
当時のニューヨークには世界でも有数のゲイコミュニティーがあり、STUDIO54やSAINT等のディスコカルチャーが真っ盛り、快楽のためなら何でもありの状況。毎晩クルージングに精を出していたそうです。
クルージングとは、ナンパのことで、アルパチーノ主演の映画「クルージング」をみるとよくわかります。革の帽子や革パンツ・・・レイザーラモンHGみたいな・・・。

地位も名声もお金も手に入れたフレディですが、欲しかったものすべてを手に入れても埋められない暗闇を紛らわし、ありのままのフレディを受け入れてくれたのは、この街だったんだなと思いました。
でも、その代償は大きく、この時期がきっかけでエイズになったとの噂もあります。
ブライアンも「あの頃のフレディを止めることは誰にもできなかった」と言っています。

SEX、DRUG、ROCK’nROLLを地で行くフレディ、他のメンバーも似たようなことはあるかとは思いますが、
フレディはいろんな意味でやりすぎてしまったんだと。でも、それだけ闇も深かったんだと思います。
スターである自分と私生活の自分、闇が深い分、輝きも半端ではないけれど・・・今もなお世界を虜にできるのは、こんな過去があったからなんでしょうね。
一生を歌うことに捧げた男、フレディ・マーキュリー。

ところで、マリオってフレディみたいですよね。って、髭だけかな?😁