シロガネーゼさやかの憂鬱 その1 | 韓国ドラマな日々

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11月の末に主人が言った・・・。


「この冬休み、長いんだよね~~~!!」


・・・聞いてみると、本当に長い・・・。


これは、ヤバい・・・。


実は、この頃、うちに通っていた家政婦のミタが、


「秘密を全部お話したので、お暇をいただきます」


と言って、うちから、去っていったのだ。


ばかなことをしてしまった・・・。


彼女がまったく笑わないので、その理由を聞いたら


「秘密をお話したら、お暇をいただくことになりますが、それでもよろしいのでしょうか?」


という。


彼女は、まったく笑わないが、マッサージをしてくれというと


「承知しました」


と言って、どこのマッサージ師よりも上手にマッサージをしてくれる。


家事も完璧で、うちで雇ったどの家政婦よりも、優れていた。


でも、セレビな生活に、すごく、退屈していた私は、その秘密が気になって、夜もねむれなくなっていた。


そこで、


「それでもいいから、話して」


と言ったら、その秘密を無表情なまま話したあと、なんでも出てくるどらえもんのポケットのようなかばんを持って、出て行った・・・。


その秘密というのが


「こどものころ、隣の家のミヨちゃんと、にらめっこをして、『負けたほうが一生笑わない』という約束をし、運悪く負けたため、一生笑えないのです」


という内容だった・・・。


こんな理由のために、わたしは不眠症になり、有能な家政婦を失った・・・。


私が生まれたときから、うちにいるばあやの佐藤も、最近は、ひざや腰をいためて、家事ができず、毎日、デイサービスに通っている始末だ。


しかたないので、ミタを紹介してくれた白川由美そっくりな家政婦紹介所のおばさんに電話して


「ミタさんをなんとか、うちに来させて」


と、お願いしたら、なんか、ボケた感じの三田という同姓のおばあさん家政婦を寄こした。


だが、顔を見て


「無理」


と判断し、帰ってもらった。


こうして、うちには、しばらく家政婦がいない状態が続いている。


こんななか、主人に、長い冬休みがあると、わたしとしては、非常に困るのであった。


そこで私は、対策を考えた・・・。


つづく・・・。


(この記事の中には、一部、フィクションの部分もありますが、気にしないで読んでください。)