2023年11月の旅 2日目 函館 ロングウォーク | 真 さわやかどくろ宣言

2023年11月の旅 2日目 函館 ロングウォーク

 函館にアフタヌーンティーの店があるというのを1日目の宿のロビーに置いてあった雑誌で知った。調べると、本日(2日目)の宿からそう遠くないところのようだ。宿に着いて荷解きをしたらすぐに行ってみた。


 小さいビルの1階。電車通りに面している。入れますかと尋ねると、私より少し歳上な感じの小柄なマダムがどうぞどうぞと招き入れてくれた。入ると奥にはイギリス風なのだろう家具があり、皿とかポットとかたくさん飾ってある。こんなところにワシが入って大丈夫なんだろうかと不安になる。場違いなのと、お高いのではという不安。しかし場違いなのはいつものことと言えばいつものことだ。そして値段だが、昨日見た地元誌にはアフタヌーンティーセットが1100円と書いてあったのだからそれを信じるよりないのだ。


 そしてセットが来ましたよ。二段タワーとカバー付きのポット。テーブルクロスから食器から、ワシの日常とはかなり遠い。でもなんか上がるな。


 タワーのアップ。かなりの量だ。
 食べ方というか食べる順番がわからないので聞くと、「ここはイギリスじゃなく函館なので食べたいものを食べたい順にどうぞ」とのこと。まぁそうなんだろうけど、突き放した答えだ。
 途方に暮れていると察したのか、「上の方が甘いもので、下の方が食事に近いものや重たいものです。なので上から順に食べるのが一般的です」と助け舟。なるほど、そういう構成なのか。でも、軽いのなんて一つもないよ。強いて言えば上段のクラッカーにドライフルーツが載ってるやつが軽めだが、結局はどれも砂糖か油か炭水化物がたっぷりなのだ。


 卵のサンドイッチだけは3切れで、それ以外は2つずつ 
 定石は上段からで、且つご自由にどうぞというマダムのお言葉。そして、甘いもの中心にかなりのボリューム。チョコ2つ食べてショートブレッド2つ食べてというのは厳しいな。よし、酒肴5点盛りみたいなのと一緒で順にちょっとずつ食べて2〜3周かけて全部食べきる計画でいこう。というわけで上段から一切れずつ食べていく。

 素敵なカップ。茶碗のように手に取って眺めてみた。 

 お茶もポットにたっぷりあって、更にもう一種類もこのあと来るのだ。紅茶の種類はマダムに聞いて、定番とちょっと変わった感じのを選んでもらった。
 かなりのボリュームながら、なんとか2つ目のポットも飲み終えたあたりでマダムから「よろしかったら」と追加の白湯が届く。もう一服如何ということだ。いやもう腹はガボガボなのだが。で、攻めあぐねていると、最後にとコーンフレークとアイスクリームの簡単なパフェが出てきた。水分と糖質と油の波状攻撃である。血糖値スパイク状態だ。これ、みんな食べ切れるのだろうか。それとも中国でのマナーみたいに残すものなんだろうか。
 というわけでなんとか食べ終えて、フラフラになりながら宿に戻る。いや、雰囲気も良いしまた行きたいと思ったが、今度は少なめにしてもらおう。