有料老人ホーム茜空の本間です。

今回は施設名である『茜空』という名前についてをお話したいと思います。

この名前、実は私が命名していて17時~19時位の夕方の空を指す『茜空』から取った名前なんです。最初に名前を考えるにあたって、一日の時間の流れを人生に例えてみました。時間の流れはこんな感じです。

①暁(5時~7時の間)
1日の始まり=人生の始まりに例えています。赤ちゃんが生まれた時の純粋無垢な状態は、まさに『全ての始まり』ですよね。”好奇心と未知の世界”がこの時間を指しています。

②東雲(7時~9時の間)
太陽が徐々に明るくなってくるこの時間帯は『青春の活発な成長』に例えています。一生懸命勉強し、世界を探検し知識と経験を蓄積します。懸命に伸びる緑の葉をイメージしています。

③正午(11時~13時の間)
正午の熱くて強い太陽は『青春から大人への移り変わり』を例えています。全力で夢を追い、キャリアを積んで自己実現に努めています。強さと情熱をイメージしています。

④日昃(14時~16時の間)
日が昃く(かたむく)と書いて『ライズ』と読みます。日差しが柔らかくなり始めるこの時間帯は、『中年の静けさと成熟』を例えています。過去の成果や失敗を振り返り、今後の人生の計画や準備を始めるといったイメージです。

④茜空(17時から19時の間)
太陽が西に沈み、残光が空を赤に染める茜空は、『老いの平和と無関心』を例えています。静かな時間を楽しみ、人生の経験を思い出し、感謝と満足を感じると同時に、少しの懐かしさと名残惜しさも感じる、そんなイメージです。

⑤夜更け(22時から)
夜が訪れ星が瞬くとき、人生は一日の終わりのように静かに終わります。しかし、この日が残した痕跡は星のように永遠に輝き、将来の世代へ進むべき道を照らします。


以上となります。ご高齢の方々は豊かな人生経験を持ち、心の中に多くの物語と知恵を秘めています。それは時を重ねることで新しい輝きとなり、独特の価値と魅力を放つものだと思います。ご高齢の方々の奥深さが、茜空のような独特の風味や深み、美しい色などの奥深い空のイメージとピッタリだったので、私は茜空を施設の名前に使用することにしました。