初日に観てきた。
まぁ迂闊に予告を観て気になった事だし。
前日までCSで『吼えろ鉄拳』『燃える勇者』を
観ていた影響もあった。

『裏方モノ』とでも呼ぶのだろうか。
古くはサイレント時代の内幕を描いた『雨に唄えば』とか
日本の『蒲田行進曲』、最近では『太秦ライムライト』等々
色々あるのだろうが、今回の主人公はスーツアクター。
華々しさとはほぼ無縁の世界な上、ニュースとして
上がらないから印象薄いだろうが、撮影中の事故で
亡くなっている人もいたりする過酷な世界。
その主役を演じるのが、業務経験者の唐沢寿明と
いう事にも興味を持ったので。
唐沢さんといえば、熱血キッドやライダーマン以上に
'90年代のトーヨータイヤのCMが、個人的には印象深い。
信号待ちのカップルのクルマの前に突如立ちはだかり
「タイヤが減ってるなァ?」と不敵な笑みを浮かべ
ピットクルーを指揮して新品タイヤ(新商品)に交換、
青信号と共に送り出す…というアレ。
当時のトーヨーは、冬タイヤのCMにゴジラを起用し
(ちょうどVSビオとVSギドラの合間だったか)
「秘密はこの、ゴジラサイプにあります!」と
ブチまけていたが、それは割愛するとして。
で、そのベテラン役者を押しのけて現場入りしたのが
ワケあってハリウッド進出を目論むイケメン俳優。
最初は「着ぐるみとかバカくせぇ」風に見下していたが
主人公がアクションゲームのモーションも担当している
と聞かされてから、徐々に興味を持つ…て辺りは
まぁ時代だよねぇ。
同時進行的に、ハリウッドのシャシンでメガホンを
取る事になった監督が、すっかりテンション上がって
手前ェの理想貫くムチャ振りプランを発した為
そのシーンを演じる役者の選定で難航する。
そこで主人公に白羽の矢が当たって…という話。
芝居とかは良い。予告で観て直感した通りで。
ただ、クライマックスに至るまでの緩急が不足して
いるというか、ちょっと淡々とし過ぎでないか?
コレ観ていると、スタッフは名言してはいないが
最初の『ロッキー』によく似た流れになっている。
しかしクライマックスへの盛り上げ方があまり
丁寧ではない感じで惜しい。
また『ノーワイヤー、ノーCG』を謳った場面を
ワイヤーとCGに頼らなければならない皮肉も。
尤も、火ダルマになりながら長回しで殺陣やるのは
無理がある。途中で火が消えるか焼け死ぬかの
どちらかだろうし。
それと、観客への配慮もやや足りないか。
ラストシーンが大団円であるなら、その爽快感を
保たせたままエンドロールを流してハコの外へ
送り出す…くらいの方が娯楽としては親切でしょ。
あと、少しでも現場を知っている身だと
細かい問題点がどうしても目についてしまう。
バイクスタントで超アップ用の小道具を使うとか
(小道具係の役目を表現するためには必要でも
相応の場面にしておけばいいのに)、
8.5mの高所から地ベタへの背落ちとかは
対象者が熟練でも絶対やらせないと思う。
直下に壊し用のブツを置いてショックを和らげるとか
カメラの手前にナメ物を置いて、その向こうの
落下点にマットを敷く位するだろうし、
(フィクションにアレコレ言うのは野暮だろうが)
この劇中劇の監督は編集セクションの技量を
ナメてるんじゃないか、とか思ってしまう。
まぁそれでも、件の場面の殺陣は眼を見張る
モノがあるし、そのテの現場を全く知らない層が
予備知識ナシに観たら面白いんじゃないかと。
ただ個人的には「着眼点は良いが、惜しい」
の一語に尽きる感じ。
あと、ラストまで観終わった後にふと
里見桂が昔描いたマンガ『チャンス』を
思い出した。アレは正にハリウッドで活躍する
スタントマンの話で、最終回もこの映画と
似たような感じだった。
それと福士に関しては、一度でいいから
初代ウルトラマンのスーツに入ってくれないだろうか。
タッパがあって手足が細長いから、きっと似合うだろう(笑)。
前日までCSで『吼えろ鉄拳』『燃える勇者』を
観ていた影響もあった。

『裏方モノ』とでも呼ぶのだろうか。
古くはサイレント時代の内幕を描いた『雨に唄えば』とか
日本の『蒲田行進曲』、最近では『太秦ライムライト』等々
色々あるのだろうが、今回の主人公はスーツアクター。
華々しさとはほぼ無縁の世界な上、ニュースとして
上がらないから印象薄いだろうが、撮影中の事故で
亡くなっている人もいたりする過酷な世界。
その主役を演じるのが、業務経験者の唐沢寿明と
いう事にも興味を持ったので。
唐沢さんといえば、熱血キッドやライダーマン以上に
'90年代のトーヨータイヤのCMが、個人的には印象深い。
信号待ちのカップルのクルマの前に突如立ちはだかり
「タイヤが減ってるなァ?」と不敵な笑みを浮かべ
ピットクルーを指揮して新品タイヤ(新商品)に交換、
青信号と共に送り出す…というアレ。
当時のトーヨーは、冬タイヤのCMにゴジラを起用し
(ちょうどVSビオとVSギドラの合間だったか)
「秘密はこの、ゴジラサイプにあります!」と
ブチまけていたが、それは割愛するとして。
で、そのベテラン役者を押しのけて現場入りしたのが
ワケあってハリウッド進出を目論むイケメン俳優。
最初は「着ぐるみとかバカくせぇ」風に見下していたが
主人公がアクションゲームのモーションも担当している
と聞かされてから、徐々に興味を持つ…て辺りは
まぁ時代だよねぇ。
同時進行的に、ハリウッドのシャシンでメガホンを
取る事になった監督が、すっかりテンション上がって
手前ェの理想貫くムチャ振りプランを発した為
そのシーンを演じる役者の選定で難航する。
そこで主人公に白羽の矢が当たって…という話。
芝居とかは良い。予告で観て直感した通りで。
ただ、クライマックスに至るまでの緩急が不足して
いるというか、ちょっと淡々とし過ぎでないか?
コレ観ていると、スタッフは名言してはいないが
最初の『ロッキー』によく似た流れになっている。
しかしクライマックスへの盛り上げ方があまり
丁寧ではない感じで惜しい。
また『ノーワイヤー、ノーCG』を謳った場面を
ワイヤーとCGに頼らなければならない皮肉も。
尤も、火ダルマになりながら長回しで殺陣やるのは
無理がある。途中で火が消えるか焼け死ぬかの
どちらかだろうし。
それと、観客への配慮もやや足りないか。
ラストシーンが大団円であるなら、その爽快感を
保たせたままエンドロールを流してハコの外へ
送り出す…くらいの方が娯楽としては親切でしょ。
あと、少しでも現場を知っている身だと
細かい問題点がどうしても目についてしまう。
バイクスタントで超アップ用の小道具を使うとか
(小道具係の役目を表現するためには必要でも
相応の場面にしておけばいいのに)、
8.5mの高所から地ベタへの背落ちとかは
対象者が熟練でも絶対やらせないと思う。
直下に壊し用のブツを置いてショックを和らげるとか
カメラの手前にナメ物を置いて、その向こうの
落下点にマットを敷く位するだろうし、
(フィクションにアレコレ言うのは野暮だろうが)
この劇中劇の監督は編集セクションの技量を
ナメてるんじゃないか、とか思ってしまう。
まぁそれでも、件の場面の殺陣は眼を見張る
モノがあるし、そのテの現場を全く知らない層が
予備知識ナシに観たら面白いんじゃないかと。
ただ個人的には「着眼点は良いが、惜しい」
の一語に尽きる感じ。
あと、ラストまで観終わった後にふと
里見桂が昔描いたマンガ『チャンス』を
思い出した。アレは正にハリウッドで活躍する
スタントマンの話で、最終回もこの映画と
似たような感じだった。
それと福士に関しては、一度でいいから
初代ウルトラマンのスーツに入ってくれないだろうか。
タッパがあって手足が細長いから、きっと似合うだろう(笑)。