千尋の谷 | Gallery"TEKITOH"

千尋の谷

『獅子は千尋の谷に我が子を突き落とし』云々てのは
梶原一騎が引用してメジャーになったんだっけな。
元ネタが何なのか昔調べたけど、すっかり忘れた。

 それはともかく、
現在のクソ仕事で作画監督なる厄介事を背負い込んで
ようやく最近、マトモな感じになってきたかな。

 最初「こりゃモノになるまで3ヶ月位かかるな」と
思っていたが、ジャスト3ヶ月。
始めた当初は案件のフォーマット自体が特殊すぎて
そこにハメ込むのも一苦労だったし
各人とも、他の仕事ではさして問題にならなかった
クセなども、このフォーマット上では「悪癖」として
出てしまう為、まぁ大変ではあった。

 で、どれだけ特殊かといえば…

①他のカードゲームと違って全身を描くので
 (大抵はヒザ上までしか描かない)
 ゴマカシが効かない。
②加えて、装飾物を派手になびかせて画面サイズを
 目一杯使い切らないとスカスカの印象になる。
③題材が題材だけに、下品な金細工とコケおどしの
 装飾がやたら多い為、やたら手間がかかる。
④そこまで苦労して仕上げても、運営がバカやったり
 客が発狂したりで評価されないので、全く報われない。

 …こんなところか。

 で、上記を考慮してアレコレ細かく指示して
悪癖を殺しつつ…な事を続けた結果、最近やっと
上記フォーマットと各人のクセが混ざり合って
「個性」と呼べるモノが出てきたかな。

 まぁ谷底に落ちてそのままの奴もいたみたいだが、
コレでやっと安心してこの仕事から抜けられる。
2年半も面倒見たんだから、もういいだろ。