【クルマ画】56・憧憬のアンバー
さて、本日からシルバーウィーク。
実はワタクシ、この日の日付が替わる頃に届くラフを手に
ケツまくり仕事地獄に突入する所であります。
…いつも遅過ぎるんだよ(怒)。
とか言ってたら、予定より早く(イヤ喜ばしい事なんだろうけど)
ファックスが到着。いやぁぁぁぁぁ(泣)。
つーか、てっきり明日以降になると思って酒飲んじまったよ。
それはともかく、まぁ出すべきネタは出しておこうかと。
絵ェ描く人間ってのは趣味本職を問わず、誰しも『心の師匠』的な
存在があると思うんですよ。絵描く事がイヤでイヤでたまらない
俺みたいなヤツにもいる位ですから。
で、自分の場合それが誰か…といえば、自動車画の世界でも
色々といるワケですが、その中の一人にポール・ブラック先生が
いたりしますな。
初めて知った時はまだ、スティル・プジョーのインテリア部署の
チーフデザイナーだったかな。
油彩によって描かれた作品群は、自動車そのものの造型美や
自然物との融合、クラフトマンシップへの憧憬…等々、
ガキの身空でも何かと感ずる所があったんですよ。
具象と抽象が入り混じった画も多々あって、それの抽象の部分は
どことなく藤城清治先生のソレを彷彿とさせたり。
そんなワケで、最初に知ったのが「画家」としての存在だったから
その履歴を調べるまで、あのカッコえぇマシンをデザインしていたとは
露とも思わなかった。プラモデルやミニカーで馴染んではいたものの
まさかソレが繋がっていたとは…というのが本日のクルマラクガキ。
前置きはこの辺にして、さっそく晒してみましょう。
正直言って未完成品なのだが、スケジュールの都合で仕方ない。
気が向いたら後で描き加えよう。
(追記:描き加えました)

そんなこんなで本日のお題は1972年 BMWトゥルボ。
ブラック氏がBMWのチーフデザイナーとして稼働していた頃の傑作。
同年のミュンヘンオリンピック開催を記念して、第59回パリサロン及び
すぐ後のロンドン・モーターショーにも出品。
割と有名なのは、ボディ中ほどでグラデーション処理を行い
Rホイールアーチにスパッツを追加した物だけど、発表時の姿で描いた。
スペックを見るとどうやら同社の2002用ユニットをベースに
ターボチャージャーを追加したようである。
しかし綺麗なプロポーションを持つミッドシップマシンではある。
当時イタリアあたりで激戦を繰り広げていたモノフォルム戦争なぞ
ドコ吹く風…といった感じで好感が持てる。
そして2リッターの割に妙に幅広いスタイルもまた。
ブラック氏本人も気に入っているようで、後年の画にも
時折描かれていたりする。

↑コレはプジョー時代の画。
まぁ「お前の絵じゃディテールが全然わかんねぇよ」て向きが
殆どだろうからこの辺でも見て実物を確認して下さいな。
コイツが出てくると、同社のM1も850iも「フツーのクルマ」みたいに
霞んでくるから(笑)。
ちなみに運転席左側に設えてあるのは、前年発表のカウンタックと
同じく、ダイアグノーシス(自己診断機能)をビジュアル化した
パネルですね。まぁ各部にテスターが常備されていると思えば。
さて、このトゥルボ。リンク先の画像を見て
「2リッターの割に妙に幅広いな」…と思う向きも多いでしょう。
要するに日本の5ナンバーサイズの感覚で見るとデカイという。
でも見方を変えれば「案外そうでもないんだな」と納得できる
…かもしれない、という材料。私ゃちょっと思いつきましたわ。
それが↓コレ。

欧州のグループ5スポーツカー。
日本では富士GCシリーズを闘っていたので、知ってる向きも
多いと思うけど、上:ローラT292。下:シェブロンB21。
コレらのボディサイズとトゥルボを比較してみると
まぁ↓こんな風になりますな(単位:mm)。
ふむ。こうしてみると案外ローラに近いサイズ。
(シェブロンはB19の頃から小柄な部類だったみたいです)
というかレーシングスポーツを具現化した体型なんだ…てのが
よくわかりますな。
時代はレースマシンとツーリングカーの棲み分けが、以前よりも
ハッキリと区別されてきた頃だけど、その中庸をうまく採っているというか。
まぁ数値その他は参考程度という事で。ヒマネタとしては丁度いいでしょ。
ちなみに当時の欧州カーショーってのがまたスゴかったらしくて。
きわどいカッコのお姉ちゃんがクルマの脇に侍っているのは
今も同じだけど、この頃はもっと節度がなかったらしいですな。

↑コレはロンドン時のモノで、まだマシな方。
ちょうど雑誌のノドに挟まっている恰好なので見づらいけど。
他のブースじゃトップレスは当たり前で、その前年には
平気でマッパだったらしいですわ。マッパGoGoGo~♪(笑)。
で、あまりにも「どっちが目的なんだよ?」な絵ヅラだったらしく
この年から「とりあえず下は隠しとけ」という事になったらしい。
カーグラなんかだと意図的に、そういう絵ヅラを避けていた
みたいだけど、もっと若向け(死語)の雑誌なんかでは部数稼ぐ
意味もあってか、そういう写真バンバン載せてたみたいですな。
一時期、中国のモーターショーに「モデルが前に出過ぎ」と
評論家連中が苦言呈していたみたいだけど、こうして見ると
あっちの連中もあまり他人の事は言えないよな。

手許に唯一残るトゥルボのモデル。
同国人のデザインだから…というワケではなく、ショーモデルでも
容赦なく商品化するマジョレットのミニカー。
ノーズ上の赤いプリント跡は、モンテカルロラリーのマークで
ありました。
【画像追加】
画を修正するついでに、もう一つミニカーネタで。
同じドイツ製だから…てワケでもないだろうけど
↓こんなのもありますよ的な紹介でも。

シュコー社製の1/43。
前後のバンパーは褪色しているワケではなく、実車に施された
グラデーションをどうにか再現しようと試みた痕跡だったりする。
サイズの参考までに、元トミカダンディのポルシェ934ターボRSRを
並べておく。まぁ「ドイツの」「オレンジ系の」「ターボ車」て事に
ちなんでおく…て感じ。

「いや~んエッチ」な感じのフルオープン状態。
見慣れたBMWの4気筒(横置き)もキチンと表現されているのが素敵。
…といいつつ、この写真じゃ全く見えねぇんだけど(笑)。
しかもこのスケールでハッチ類のチリが合うのは流石…といいたいけど
透明パーツにバリ残してたりするのが何だな、このメーカーは。
やっぱねぇ、ミニカーってドア開閉とかのギミックが一つでも
あった方が楽しいですよ、ハイ。
実はワタクシ、この日の日付が替わる頃に届くラフを手に
ケツまくり仕事地獄に突入する所であります。
…いつも遅過ぎるんだよ(怒)。
とか言ってたら、予定より早く(イヤ喜ばしい事なんだろうけど)
ファックスが到着。いやぁぁぁぁぁ(泣)。
つーか、てっきり明日以降になると思って酒飲んじまったよ。
それはともかく、まぁ出すべきネタは出しておこうかと。
絵ェ描く人間ってのは趣味本職を問わず、誰しも『心の師匠』的な
存在があると思うんですよ。絵描く事がイヤでイヤでたまらない
俺みたいなヤツにもいる位ですから。
で、自分の場合それが誰か…といえば、自動車画の世界でも
色々といるワケですが、その中の一人にポール・ブラック先生が
いたりしますな。
初めて知った時はまだ、スティル・プジョーのインテリア部署の
チーフデザイナーだったかな。
油彩によって描かれた作品群は、自動車そのものの造型美や
自然物との融合、クラフトマンシップへの憧憬…等々、
ガキの身空でも何かと感ずる所があったんですよ。
具象と抽象が入り混じった画も多々あって、それの抽象の部分は
どことなく藤城清治先生のソレを彷彿とさせたり。
そんなワケで、最初に知ったのが「画家」としての存在だったから
その履歴を調べるまで、あのカッコえぇマシンをデザインしていたとは
露とも思わなかった。プラモデルやミニカーで馴染んではいたものの
まさかソレが繋がっていたとは…というのが本日のクルマラクガキ。
前置きはこの辺にして、さっそく晒してみましょう。
正直言って未完成品なのだが、スケジュールの都合で仕方ない。
気が向いたら後で描き加えよう。
(追記:描き加えました)

そんなこんなで本日のお題は1972年 BMWトゥルボ。
ブラック氏がBMWのチーフデザイナーとして稼働していた頃の傑作。
同年のミュンヘンオリンピック開催を記念して、第59回パリサロン及び
すぐ後のロンドン・モーターショーにも出品。
割と有名なのは、ボディ中ほどでグラデーション処理を行い
Rホイールアーチにスパッツを追加した物だけど、発表時の姿で描いた。
スペックを見るとどうやら同社の2002用ユニットをベースに
ターボチャージャーを追加したようである。
しかし綺麗なプロポーションを持つミッドシップマシンではある。
当時イタリアあたりで激戦を繰り広げていたモノフォルム戦争なぞ
ドコ吹く風…といった感じで好感が持てる。
そして2リッターの割に妙に幅広いスタイルもまた。
ブラック氏本人も気に入っているようで、後年の画にも
時折描かれていたりする。

↑コレはプジョー時代の画。
まぁ「お前の絵じゃディテールが全然わかんねぇよ」て向きが
殆どだろうからこの辺でも見て実物を確認して下さいな。
コイツが出てくると、同社のM1も850iも「フツーのクルマ」みたいに
霞んでくるから(笑)。
ちなみに運転席左側に設えてあるのは、前年発表のカウンタックと
同じく、ダイアグノーシス(自己診断機能)をビジュアル化した
パネルですね。まぁ各部にテスターが常備されていると思えば。
さて、このトゥルボ。リンク先の画像を見て
「2リッターの割に妙に幅広いな」…と思う向きも多いでしょう。
要するに日本の5ナンバーサイズの感覚で見るとデカイという。
でも見方を変えれば「案外そうでもないんだな」と納得できる
…かもしれない、という材料。私ゃちょっと思いつきましたわ。
それが↓コレ。

欧州のグループ5スポーツカー。
日本では富士GCシリーズを闘っていたので、知ってる向きも
多いと思うけど、上:ローラT292。下:シェブロンB21。
コレらのボディサイズとトゥルボを比較してみると
まぁ↓こんな風になりますな(単位:mm)。
| 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | |
| BMWトゥルボ | 4155 | 1880 | 1100 | 2400 |
| ローラT292 | 4318 | 1829 | 940 | 2337 |
| シェブロンB21 | 3361 | 1680 | 673 | 2340 |
ふむ。こうしてみると案外ローラに近いサイズ。
(シェブロンはB19の頃から小柄な部類だったみたいです)
というかレーシングスポーツを具現化した体型なんだ…てのが
よくわかりますな。
時代はレースマシンとツーリングカーの棲み分けが、以前よりも
ハッキリと区別されてきた頃だけど、その中庸をうまく採っているというか。
まぁ数値その他は参考程度という事で。ヒマネタとしては丁度いいでしょ。
ちなみに当時の欧州カーショーってのがまたスゴかったらしくて。
きわどいカッコのお姉ちゃんがクルマの脇に侍っているのは
今も同じだけど、この頃はもっと節度がなかったらしいですな。

↑コレはロンドン時のモノで、まだマシな方。
ちょうど雑誌のノドに挟まっている恰好なので見づらいけど。
他のブースじゃトップレスは当たり前で、その前年には
平気でマッパだったらしいですわ。マッパGoGoGo~♪(笑)。
で、あまりにも「どっちが目的なんだよ?」な絵ヅラだったらしく
この年から「とりあえず下は隠しとけ」という事になったらしい。
カーグラなんかだと意図的に、そういう絵ヅラを避けていた
みたいだけど、もっと若向け(死語)の雑誌なんかでは部数稼ぐ
意味もあってか、そういう写真バンバン載せてたみたいですな。
一時期、中国のモーターショーに「モデルが前に出過ぎ」と
評論家連中が苦言呈していたみたいだけど、こうして見ると
あっちの連中もあまり他人の事は言えないよな。

手許に唯一残るトゥルボのモデル。
同国人のデザインだから…というワケではなく、ショーモデルでも
容赦なく商品化するマジョレットのミニカー。
ノーズ上の赤いプリント跡は、モンテカルロラリーのマークで
ありました。
【画像追加】
画を修正するついでに、もう一つミニカーネタで。
同じドイツ製だから…てワケでもないだろうけど
↓こんなのもありますよ的な紹介でも。

シュコー社製の1/43。
前後のバンパーは褪色しているワケではなく、実車に施された
グラデーションをどうにか再現しようと試みた痕跡だったりする。
サイズの参考までに、元トミカダンディのポルシェ934ターボRSRを
並べておく。まぁ「ドイツの」「オレンジ系の」「ターボ車」て事に
ちなんでおく…て感じ。

「いや~んエッチ」な感じのフルオープン状態。
見慣れたBMWの4気筒(横置き)もキチンと表現されているのが素敵。
…といいつつ、この写真じゃ全く見えねぇんだけど(笑)。
しかもこのスケールでハッチ類のチリが合うのは流石…といいたいけど
透明パーツにバリ残してたりするのが何だな、このメーカーは。
やっぱねぇ、ミニカーってドア開閉とかのギミックが一つでも
あった方が楽しいですよ、ハイ。