ヒネクレ映画鑑賞。 | Gallery"TEKITOH"

ヒネクレ映画鑑賞。

 世間は盆休み。
来訪者の殆どがヒマ潰しの会社ネットという我がブログも
閑散としている事でしょう。
いやぁ、平和ってイイなぁ(笑)。

 といった所で↓本日のお題。

今までで一番たくさん見た映画は? ブログネタ:今までで一番たくさん見た映画は? 参加中


 …といわれてもなぁ。
「どの映画を何十回観た」とハッキリ記憶している人じゃないから
わかんねーですな。ディズニーの『バンビ』を弁当持参で80回以上
観た…と小学校の国語の教科書でも語られていた手塚治虫ならともかく。
(注:機種依存文字につき、普通の「塚」を使ってます)

 あと「好きな映画」を聞いてみて、その人の趣味嗜好を値踏み
するようなヤツも気にくわないしね。

 とりあえず、ビデオやDVDのソフトでよく観ていた映画を列記。
とりあえず今回、我が心の作品『バニシング・ポイント』には
ヒマを出しておく(以前書いたしね)と、まず最初に浮かぶのは…

理由なき反抗 特別版 [DVD]

¥1,154
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 世をスネた不良のバイブル『理由なき反抗』(1955年)。
『アメグラ』とかに騙されて「アメリカって何の心配もなく
余裕で暮らせる所なんだな~」と思ったら大間違い。
向こうの家庭環境も当時、こんな感じだったのだな…と
思わされる作品。
 何だか日本のサラリーマンの父ちゃんと似たような感じで
肩身の狭い父親と、世間が豊かになった反動の飢餓感と
周囲に馴染めないJ・ディーン演じるジムの関係がねぇ。

 やはりラストの父の台詞:
「ジム…これからは私を頼りなさい。どんな困難も
 二人で乗り越えて行こう…。」
てのが泣かせる映画でござんす。

 確かコレ、『ジャイアンツ』主演のリズ・テイラーが産休に入って
空いたスケジュールの埋め合わせで作ったんだっけね。
それがディーンの代表作にまでなるんだから、世の中わからない。


 で、本作出演のナタリー・ウッドが出演した別の映画といって
思い出すのが…。

グレートレース 特別版 [DVD]

¥2,344
Amazon.co.jp

 旧きよき時代のコメディ映画『グレートレース』(1965年)。
一説には後に『タイムボカン』のモチーフにもなったとされる。
決して二枚目としての相好を崩さない(でも投げパイを顔面に
食らうと不機嫌になる)トニー・カーティスといい、上記作とは
うって変わって派手な演技を見せるナタリー・ウッドといい
本作の主役といえるジャック・レモンの好演(しかも二役)といい
非の打ち所がない。ベタなギャグ描写ではよう笑わされた。

 向こう(アメリカ)でも本作モチーフのギャグは多いよね。
フェイト教授とマックスの関係は『チキチキマシン猛レース』
(原題:WACKY RACES)のブラック魔王とケンケンのソレだし
途中でマシンのリアシートに白クマが乗り込んでいる所なんざ
ディズニーの『ラブ・バッグ』でアポロGT相手にやってたりする。

 日本でも後に『オレたちひょうきん族』が上り調子だった頃、
珍しく前後編でコレのパロディやっていた事があり
夫々C130型ローレル(4気筒モデル)の屋根切ったヤツと
三菱ジープ(H-J58型だと思う)を用意していたなぁ。
スタジオ撮影が多かったせいで『ケロヨンの大自動車レース』
ようにも見えたけど。
 で、後車はまだ改造範囲が狭かった(=ノーマルに戻せる)ので
いいのだけど前車は取り返しのつかない状態だったので翌週、
鶴太郎演じるマッチに破壊されていたっけ(笑)。

 それはともかく映画ってのは、ゲラゲラ笑えて楽しめるのが
イイですよ…という観点でいくと↓コイツもそうだ。

トップ・シークレット [DVD]

¥1,150
Amazon.co.jp

 どうしようもないバカ映画撮らせたら、ZAZの右に出るヤツは
いねぇな…と思わせる『トップ・シークレット』(1984年)。
どれもVHSとDVD両方持っているのだが、特にコイツは
テープが擦り切れるほど観返した。とにかく何処にどんな
くだらねぇギャグが挟まっているか…を確認したくて(笑)。

 要所要所に散りばめられたバカなネタ(でも長回し&逆回転の
場面は「よくやってるな~」と感心させられる)もさる事ながら
相変わらずデトロイトを揶揄したネタがあったりする。
 東ドイツの兵士が主人公を追つかけ回している時に、
とあるクルマに追突するのだが、それがフォード・ピント

アメリカ本土ですら「走りっぷりが頼りないダメな小型車」の
烙印を押されているのだが、何よりもマズイのがリアの
オーバーハングに搭載した燃料タンクを、何を血迷ったか
樹脂製にしてしまった事。
 鉄製だったらグニャリと曲がるだけで済むだろうけど
樹脂製だから割れる→当然ガソリンがこぼれる→その下には
困った事に熱されたマフラーがある→その上にガソリンが垂れる
→引火、炎上。
…という事故が多発。それ故VHS版の字幕では
「燃えやすい車 ピント」
という、ありがた迷惑な説明(笑)までされていたりする。
んで劇中「ピン!」というSE付で追突した瞬間、大爆発(大笑)。

 このクルマ、'77年にテレフィーチャーとして作られた
『スパイダーマン』の第一作(日本では翌年劇場公開)でも
ピーター・パーカーの愛車として使われていたっけな。
しかしあの作品、同年に日本でやっていた東映版と較べて
話の質もスパイディの動きも負けてたな(笑)
悔し紛れかアテツケなのか、TV放映にて日本語吹替の際に
「スパイダーストリングス!」と掛け声入れてたけど。


 比較的新しめの作品で観返していた映画といえば↓コレか。

ドラゴンハート [DVD]

¥840
Amazon.co.jp

 『ドラゴンハート』(1996年)。
その2年前に『ドラゴン ブルース・リー物語』で男泣き連発の
映像を見せてくれたロブ・コーエンの監督作。
本作で完全にコーエンは贔屓の監督になった。なのでワイスピも
最初のヤツだけは許す(話の方は『ノーマンズ・ランド』と
選ぶところない印象だったけど)。

 最近はもう3DCGばかり多用した映画なんて食傷気味だけど
コレはイイね。主役のドラゴン=ドレイコの動物っぽい動きに加え
デニス・クエイドがココまで中世モノに似合うとは。
元来、幻獣とか空想の生き物なんてのが好きな身にとって
人間に近しい存在としてドラゴンを描いてくれた事に感謝。
やっぱねぇ…ドレイコの最期は泣けますよマジで。

 それにしても、公開当時のチラシを今も持ってるんだけど
ストーリーの解説が実際の内容と著しく食い違ってやんの。
「どうせこんな映画観るのはDQだのやって喜んでるヤツだろ」
…なんて営業のハラが見えてくる内容。
まぁ実際、チラシ入手したのは東京ゲームショーなんだけど。



 邦画関連で二つほど、ボンクラ向けの作品についても
列記しておく。

マジンガー the MOVIE 1 [DVD]


 ↑コレに収録されている二作品のうち、よく観るのは
『マジンガーZ対デビルマン』(1973年)。
タイトルは元を辿れば、プロレス興行のポスターなんだろうな。
『力道山対誰それ』みたいな。それが『キングコング対ゴジラ』とか
ハデな見せ物系の映画に転用されてきたという感じで。

 日本映画のアクションが時代劇の殺陣を起点としているのは
有名だけど、本作はそれに加えて西部劇のガンアクション的な
動きに加え、同じ東映動画の『タイガーマスク』の延長線上にある
肉弾アクション、『わんぱく王子の大蛇退治』を意識したかの
ようなドッグファイト(空中戦)…等々、多彩な表情を見せてくれる。
 TVシリーズのマジンガーよりはるかに強く見える(笑)のに加え
ラストの空中戦での魔将軍ザンニンとのタイマン…僅か17秒の
連続空中コンボで撃沈…なんかは、何度観ても気持ちのいい動き。
尺が45分程度と短いから、割と頻繁に観返していたな。

 先日物故された高久進センセは生前「この映画の主題歌の
作詞を任されたけど、作詞料もらってない」旨の発言を
されていたな(笑)。

 そして、時代劇の殺陣から転化したアクションといえば
何よりも↓コレを忘れてはいけない。

仮面ライダー THE MOVIE 2


 上記商品収録の『仮面ライダーV3対デストロン怪人』(1973年)。
上の作品(ちなみに同時上映だったらしい)と較べると
「当たり前じゃねーか」という感じのタイトルだが。

 TVシリーズでのV3って結構、足場の悪い所で闘っていたりする
事が多くて「危ねぇな…アンタらヘタすりゃ死ぬぞ」と驚かされる事も
多いんだけど、コレは平地でよかったよねぇ(笑)。

 その代わり、エスカレートし始めたパイロ(爆発)テクニック等は
もはや円熟の領域にあって、最近のハリウッド映画によくある
パーティクルに辟易している身には、快楽そのものであります。
よく観りゃ「ずいぶん凝った煙の上げ方してるよな~」と思ったり。
最近じゃココまで爆発見せてくれるのって『お笑いウルトラクイズ』
くらいしかないもんねぇ(笑)。

 そして「宮内洋って、アニメの3コマ撮りみたいな動きだよねぇ」と
言われる潜入シーンのキレの良さとか、着ぐるみキャラ同士の
華麗なアクションとか、尺の短さと話のなさ(笑)のお陰で
頭カラにして楽しめますゾ。


 …一応、画像ないのも何なので入れてあるけど
別に「買え」とは言いません。まぁ興味持ったらツタヤなんかで
借りてみてもイイんじゃない?程度で。
ま、最新のハリウッド作品だけが「映画」じゃないですよ。