読書感想文。
とあるクルマの画を描こうという時、以前どこかの
雑誌で見た昔の広告を思い出し、その参考にでも
なれば…と思い、↓こんな書籍を購入してみた。
新聞広告でたどる60~70年代の日本車

¥2,520
Amazon.co.jp
既に一昨年発行されていた本で、元を辿れば
八重洲のサビ取り雑誌にて連載されていた題材で、
それを別の出版社から単行本として出したもの。
考えてみれば55号からの掲載(本格連載は少し後)
だったから、結構長く続いてたのだなぁ。
なぜ八重洲から出なかったかといえば、ただ単に
あの会社がそういった形式での書籍を発売して
いなかった為とか、色々あるんでしょう。
散々言い尽くされている事ではあるけれど
『広告を見ると時代相が見える』というのは
この一連にも十二分に当てはまる。
当初は立派でオドシが効くような演出で
(その為、無闇に車幅を広げたりの「ゲタ」が大胆に
施されている)、まだクルマを持てない人の欲望や
手に入れた人の射幸心を煽るような感じ。
それが大衆車の続出する時代になると、今度は
「お値段お安く」みたいな買い得感を強調するような
広告が増え、更に日本人の生活基準が上がった時代に
なると「このクルマで何ができるか」みたいな
ライフスタイル提案系の広告主体になる。
その辺はハコスカ以降の広告で決定的になった印象。
コレ以降(本書未掲載分)はイメージタレントとの
抱き合わせやなんやで、いかにも広告代理店の連中が
会議の席上で「テーマは云々」「コンセプトは何々」と
コピーライターに考えさせたありもしない造語なんかを
羅列する感じの、「絶対その会議の場にはいたくねぇな」という
つまんねぇ時代になっていくのだが、それはともかく。
単純に過去の広告を眺めている分には問題ない本だが
いくつか個人的には問題となる点がある。
自動車系ライターにはどうも『ホンダ贔屓のトヨタくさし』
みたいな傾向があるのだが、本書はその傾向が強い。
まぁ元々連載されていたサビ取り雑誌が「どうせココの
読者は新車なんぞ買わんだろ」と思われているらしく
表4にすら自動車メーカーの広告が載らない位だから
その辺は書きたい放題だったのかもしれないのだが
日頃「金もらって書籍に寄稿する者は、個人の好き嫌い主体で
モノを語るべきではない」と思っている身にとっては
鼻につく面も多い。
大体ホンダも、今となってはトヨタと選ぶところのない
クルマばかり輩出してるしなぁ。
それと、連載時に対して掲載された広告の絶対数が
少なくなっているのも気になる。
個々の広告の文面を読みやすくする為の配慮、という事は
十分にわかるのだが、連載時を知っている(そしてマジメに
全号買っている俺のような)者には「連載時+α」な内容が
網羅されていないと、満足度は低い。
即ち「連載時に未掲載だった物も、残さず網羅」という
アーカイブス的な内容を期待していたのだが、そういった
観点では期待ハズレと言わざるを得ない。
またレイアウト自体もスカスカした感じで、どうにも
スワリが悪い印象。
まぁ結論としては、元の雑誌持ってりゃ必要のない本
…という事ですわ。
結局、目当ての広告は(上記のような状態だから)
見当たらず、仕方なく過去の旧い書籍(といっても'90年頃)を
引っ張り出して描いた。

で↑コレはその一部。
雑誌で見た昔の広告を思い出し、その参考にでも
なれば…と思い、↓こんな書籍を購入してみた。
新聞広告でたどる60~70年代の日本車

¥2,520
Amazon.co.jp
既に一昨年発行されていた本で、元を辿れば
八重洲のサビ取り雑誌にて連載されていた題材で、
それを別の出版社から単行本として出したもの。
考えてみれば55号からの掲載(本格連載は少し後)
だったから、結構長く続いてたのだなぁ。
なぜ八重洲から出なかったかといえば、ただ単に
あの会社がそういった形式での書籍を発売して
いなかった為とか、色々あるんでしょう。
散々言い尽くされている事ではあるけれど
『広告を見ると時代相が見える』というのは
この一連にも十二分に当てはまる。
当初は立派でオドシが効くような演出で
(その為、無闇に車幅を広げたりの「ゲタ」が大胆に
施されている)、まだクルマを持てない人の欲望や
手に入れた人の射幸心を煽るような感じ。
それが大衆車の続出する時代になると、今度は
「お値段お安く」みたいな買い得感を強調するような
広告が増え、更に日本人の生活基準が上がった時代に
なると「このクルマで何ができるか」みたいな
ライフスタイル提案系の広告主体になる。
その辺はハコスカ以降の広告で決定的になった印象。
コレ以降(本書未掲載分)はイメージタレントとの
抱き合わせやなんやで、いかにも広告代理店の連中が
会議の席上で「テーマは云々」「コンセプトは何々」と
コピーライターに考えさせたありもしない造語なんかを
羅列する感じの、「絶対その会議の場にはいたくねぇな」という
つまんねぇ時代になっていくのだが、それはともかく。
単純に過去の広告を眺めている分には問題ない本だが
いくつか個人的には問題となる点がある。
自動車系ライターにはどうも『ホンダ贔屓のトヨタくさし』
みたいな傾向があるのだが、本書はその傾向が強い。
まぁ元々連載されていたサビ取り雑誌が「どうせココの
読者は新車なんぞ買わんだろ」と思われているらしく
表4にすら自動車メーカーの広告が載らない位だから
その辺は書きたい放題だったのかもしれないのだが
日頃「金もらって書籍に寄稿する者は、個人の好き嫌い主体で
モノを語るべきではない」と思っている身にとっては
鼻につく面も多い。
大体ホンダも、今となってはトヨタと選ぶところのない
クルマばかり輩出してるしなぁ。
それと、連載時に対して掲載された広告の絶対数が
少なくなっているのも気になる。
個々の広告の文面を読みやすくする為の配慮、という事は
十分にわかるのだが、連載時を知っている(そしてマジメに
全号買っている俺のような)者には「連載時+α」な内容が
網羅されていないと、満足度は低い。
即ち「連載時に未掲載だった物も、残さず網羅」という
アーカイブス的な内容を期待していたのだが、そういった
観点では期待ハズレと言わざるを得ない。
またレイアウト自体もスカスカした感じで、どうにも
スワリが悪い印象。
まぁ結論としては、元の雑誌持ってりゃ必要のない本
…という事ですわ。
結局、目当ての広告は(上記のような状態だから)
見当たらず、仕方なく過去の旧い書籍(といっても'90年頃)を
引っ張り出して描いた。

で↑コレはその一部。