【クルマ画】44・まぁ焦らずとも | Gallery"TEKITOH"

【クルマ画】44・まぁ焦らずとも

 所用で、とある所までクルマで移動していた所
近所の自動車教習所の生徒が路上教習やっている
最中でありましたが、乗っていたのはプリウスでした。

「ひょっとして燃費メーターの数値も採点基準に
なっているのだろうか?」と思ってしまいました。

 …といった所で本日のお題だが、またも↓コレ絡み。

ハイブリッド車・電気自動車、欲しい? ブログネタ:ハイブリッド車・電気自動車、欲しい? 参加中


 結論から先に言うと「今はいらない」。
そもそも、そんなモノ買う金ねーや…てのは
ひとまず置いといて、試乗してみて納得は
いくものの「コレで満足はできないなぁ」と
いうのが正直な感想。
何にしても「まだ技術的には過渡的」と思う。

 誤解のないよう言っておくが、技術もデザインも
世に出るモノは共に「過渡的産物」。
双方とも「まだやり様はあるんだけど…」と思いながら
価格やコスト等の折り合いの末、世に出ているのだ。

 特に後者は「もうひと味欲しいんだけど」の部分が
ミソであり、そこで満足されないような処理となって
いる事が多い。
 リリース時より年月が経過し、周囲の商品のトレンドが
変容した頃、自分のクルマが古臭く見えたお客に
買い換えの気分を促すような処理。
コレが『計画的陳腐化』プログラムであり、また世間で
悪い意味で使われる方の『80点主義』の正体でもある。

 現状を見る限り、そのスタイリング云々では大した違いを
表現できない(なので魅力薄=売れない)事の代償行為的に
「燃費がいい、地球にやさしい、エコロジー」という鼻薬を
嗅がせて(行政にも後押ししてもらいつつ)どうにか売上を
倍増させよう…という意図が見えており、とてもそんな事に
つきあってられないのが庶民の端くれとしての考え。

 更にいえば、そんな鼻薬を旗印に「自分はエコ考えてますー」
という、無言ながらも他人にアピールする事での優越感の
喚起や、燃費良好で経済的にも優れている=裕福な気分に
させるという射幸心までも煽っていたりで、どうにも人間の
イヤらしい所を突いているような気がして鼻につく。

 今は(世間的には)熟成の域にあるといわれている
ハイブリも、まだまだ改良の余地は多く残されていたりする。
例えば冬季に低下するバッテリー性能とか、勾配のキツい
山間部での「もう一押し欲しい」感じとか…コレはそのうち
「KERSモード」みたいな事をドコかがやりそうだけど…とか
割と問題は山積みでもある。
 現状ではお客をモニター同様に扱って、そういった諸問題の
すりだしとネガ潰しをしている状態だろう。

 あとは熱問題か。
ちょっと前にトヨタの新聞全面広告で、現行プリウスの予告的に
先代プリウスとヨタハチのガスタービンハイブリッドを並べた
モノがあって仰天した事がある。

 自動車用ガスタービンユニットは、レシプロEgの代替品として
'80年代後半あたりまで、割と頻繁にモーターショーなんかで
出品されていた事があった。
 トヨタの場合は駆動用ではなくむしろ「発電機」としての
用途を考えていたようだけど、一見部品点数が少なく省コストに
繋がるように見えたこのユニットも、各部品の製造上の精度や
組み付け精度、更には部材強度を考慮した上でのコスト高
(その辺はマツダのREも同じ。シンプルな機構を持つ機械は
それだけに各部の精度や強度が重要になってくるのだ)、
さらにはユニットそのものが出す高熱の問題をクリアするのが
難しく、フェードアウトして行った代物である。
 モーター出力の場合「CO2を排出しない分だけ温暖化を
食い止められる」と喧伝しているが、モーター自体の出す熱も
実はハンパじゃないのだ。


 もう一つの問題はユーザー側にある。
どうにもハイブリ車乗っている奴というのは注意力散漫になると
いうか、先に言った優越感や射幸心に囚われすぎて、
運転者最大の義務たる「安全」てヤツが疎かになる傾向がある。

 高速道路を移動中、燃費メーターばかりガン見して燃費の
上下に気を取られたりした結果、少しでも悪い数値が表示され
たりすると、後続車の接近にも気付かずにブレーキ踏む
…なんて事が結構多い。

 ついでにいえば今後、ハイブリかEVかに関わらず
プラグイン充電の機構を持つ車輌が続出するだろう。
露天の月極駐車場にクルマ停めてる身には無縁な話だが
マンションなんかの集合住宅の駐車場に、ソレ用の充電設備が
施されたとする。
 いくら世帯ごとにセキュリティ対策を施していたとしても
夜中とかにコッソリ、他人用のコンセントから手前ェのクルマに
充電する…いわゆる「盗電」というヤツ…セコい輩が必ず出現
するのは明白。

 現在でさえ自分勝手な人間が数多く闊歩しているだけに
使う側のマナーやモラル向上が急務なようにも思えるが。

 もともと日本の技術てのは『ドラえもんの道具』的に発展して
来たような経緯がある。
 いや、ドラえもん自体を否定しているワケじゃない。
アレは「空想の世界で遊ぶ楽しさ」を子供さん達に教えてやる
…という点では優れた漫画である。が、その反面では
「ダメな奴にゲタを履かせて一人前に見えるようにする」という
あまりよろしくない面もあり、日本の商品技術てのは一様に
そちら方面での開発がなされていたりする。

 AT車でPレンジからDなりRなりにチェンジする際、
ブレーキペダルを踏んでないと動かない仕組みになったのは
20年ほど前に「オートマ車暴走」なる事故が頻出した為。
「クリープ現象」て大前提があるクルマに乗っている以上、
ブレーキ踏まなければ勝手に動き出す性質がある事は常に
理解しておくべき事なのだが、その10年ほど後の同事故では
アクセルとブレーキを踏み間違えるという、馬鹿げた現象まで
起こる始末。
 機械に対する知識や理解を蔑ろにして、やや無責任に
免許与えた結果がこのザマだ。無知無理解な連中を野に
放つ前に「使い方を間違えれば危険」という事を認識させ
常に『責任』がある事を肝に銘じさせる必要があるのではないか。
コレ以上人間にラクさせるシカケが増えると、ますます路上は
バカだらけになってしまう…という危惧がある。
マナー最悪、モラル最低な現代では、やっぱり危険なんですよ。



 一応言ってくけど、自分が「新しい技術」に関心ないから
否定しているかと言えば、そうではない。

 以前、ちょっとした用事でEV(電気自動車)に乗らせて貰った
事があるのだが、あの低速からツイてくるフラットなトルクには
素直に感心させられた。
 単純な比較はできないけれど、モーターレーシングの現場
なんかでは案外、MTのレシプロEg車よりもトルク変動が
少ない分、コーナー脱出速度なんかは速いんじゃないだろうか。
ターボ車でトルク変動に気ィ使うよりはスムーズに抜けられる
ような気がするのだけど。

 …けどねぇ、今そういったクルマって皆ATでしょ。
一応「手足を縦横に使ってドライビングする」のを楽しみたい
向きとしては、やはり当分MTのガソリン車に拘っていきたい。


 とはいえ、そちらの新形態クルマも案外悲観したモノでも
ないな…というのが本日のホントのお題。
ショーモデルとはいえ、以前↓こんなクルマが発表された
事もあるのだ。

テキトー画廊-volta

イタルデザイン/トヨタ・アレッサンドロ ボルタ
2004年ジュネーブショー発表作。

 カーボンモノコックにトヨタ・ハリアー(レクサスRX400h)用の
ハイブリユニットを搭載したスーパースポーツで、車体重量を
1250kgに抑えながら燃費もリッターあたり14kmという、
このテのクルマでは良好な数値。
しかも出力はEg+モーターのトータルで408hpというから
大したモノでもある。

 面白いのはコックピット内部の処理で、なんと横三座式。
という事は、ジウジアーロ御大がイタルデザイン立ち上げ後の
第一作として発表したビッザリーニ・マンタの発展的リメイクの
任も負っていたという事か。

 更に面白いのが、ステアリング及びABCペダルが共に
ドライブ・バイ・ワイヤ式かつ左右に移動可能になっている事。
(注:ついクセで書いてしまったが「C」はない。2ペダル)
コレによって、例えば(というかそれオンリー)マクラーレンF1の
ようなセンターコックピットレイアウトで気分盛り上げたりとか
極端な話、ロングドライブの際に座席を移動する事なく
他人に運転を交代してもらう事も可能だったりする。

 こういったクルマが市販されりゃ、それは楽しいカーライフが
満喫できるだろう(勿論金があれば、の話)けど、やはり
乗る人間のマナーやモラルも常備しておく必要があるだろうな。



 …で、画の方は家に転がっていた細い筆ペン(随分前に買った
モノだが、まだ十分使えた)使って、小一時間ほどで描いた
簡単な代物。
ホンモノを見てみたい人はイタルデザインのサイトでも
参照して下され。発表当時は完成車二台とベアシャーシ1台が
展示されていたが、そちらには赤い個体の写真があった筈。


 それにしてもこのブログネタ、参加者が妙に少ないようだが
皆クルマに興味ないって事なんだろうねぇ。

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