【クルマ画】25・路地裏の少年 | Gallery"TEKITOH"

【クルマ画】25・路地裏の少年

 ↑…といってもハマショーは関係ありません。
文字列検索で飛んできた人は、とっとと帰って下さい。
それはともかく本題。

 まぁ誰も期待してないのはわかってるんだけど
昔のクルマ描いた絵って、必ずといっていい程ホーロー看板つけた木塀の前に
多少黄ばんだ雰囲気出しつつミゼットだのテントウ虫だののクルマ描いたりして
「'60年代末までの昭和レトロな感じにして、団塊ジジイの涙を搾り取ろう」という
あざとい画風が結構多いですね。

 ウチもそんな事でもしていれば、ありきたりとはいえ多少はリピーターの同情も
買えるというモノでしょうけど、イヤだねそんなの。冗談じゃねぇ。
むしろ正史として語られる事のないウラ文化的な方が、どれだけ面白いことか。

 というワケで、ラフ待ちの間にサッサと塗ってみたラクガキが↓こちら。

テキトー画廊-SA22C

 マツダ・サバンナRX-7(SA22C後期)改。
そして背景は、記憶を頼りにテキトーに描いたカーショップ。
もう来る客全部、礼儀知らないバカばっかりだったせいか、人間信じられねぇ
といった風情のオッちゃんオバちゃんが、面倒臭そうにポータブルTVの傍らで
レジに座ってるとかそんな店。…と書いてて気付いたが、あの刺すような視線は
万引きするバカを威嚇する意味合いもあったのかも。
 その割に、たまに客引きで『三原じゅん子サイン会』とか催したりすンの。
 (↑それはあまりにもピンポイント過ぎ)
こういった店も'90年代後半には消えたなぁ。少なくともウチの周りでは。
どこもかしこもオートバックスみたいな小奇麗な店構えになっちまって
あの昭和の頃から連綿と続くいかがわしい雰囲気はドコへやら、て感じ。
(今も「スピードショップ」の名を掲げる所はそんな感じだけど)
 もうカーショップもゲーセンもパチ屋もいけねぇな。どいつもコイツも
見た目ばっかり健全ぽさを装いやがって。
骨の髄まで不良の血が流れてる身としては、あぁいうイイ子っぽさには
どうも違和感を覚えてしまうのだが(その結果みんな衰退してるしね)。

 ちなみに上の画では窓際にアルミ置いてあるけど、本来ならこんな所に
見せびらかし用とはいえ人気ありげな商品置く事はなかったです。
夜中にガラス割られて盗まれる恐れがある為(笑)、窓際にはど~でもいい
謎ブランドの商品しか置かなかった記憶が。

 さて、主役のRX-7だけど、とにかく初期型のマッハグリーンを除くと
「コレだ」と思える色がなくて迷った(笑)。結局白とか銀とかの無難な色しか
思いつかないというのが何とも。

 実際にハンドル握ってみたのは、既にFDが登場した後だから随分後に
なるけど、まぁ落ち着きのない挙動というか、派手にケツが暴れましたよね。
その後に乗ったRX-3はもっとヒドかったので、それよりゃマシなんですが。
またREが際限なく回るモノだから、つい踏み過ぎて警告食らったり
インパネとかはとっちらかった印象だけど(でも実はパンサー・ソロのインパネ
配列がコイツに似ていたりするのだな)案外見やすい感じはするし、
何よりセンの細さとかコントロール性をとりあえず除外して考えると、
実はハチロクより安く楽しめるのではないかと。
 パーツが豊富で知人関係からよく回って来るのはどちらも同じだけど
Egにしても足回りにしても、一人で気楽にイジれるってのは美点でしょ。
(その気になればREなんて、チェンブロ使わなくとも積み下ろしが出来る)
ただホイールはねぇ。前期や中期を選ぶと(ハブ周りを交換してない前提で)
PCD違うんで苦労するかと。

 ちなみにこのSAも、最初のサバンナに負けず劣らず現存数は多くない。
バンナ(←俗語)の方は「ディーラーに下取りで入って来たタマを流さず
メーカー自らツブした」とまことしやかに囁かれているのは有名だけど
SAの方は単に一年車検にかかって解体屋に流れたタマも多かったっけ。
で、そこから今度は正月に富士山目指すお歴々のカスタムベースとして
重宝された…というのも現存数が少ない理由でしょう。

 昔、ガソリンスタンドでバイトしていた頃、灯油の配達とかで工場街に
呼び出された事がよくあったのだけど(もちろん年末なので、いちいち
自分から買いには来ないんだな、あの連中)、そんな折にローリーを
路地裏に向けると、正にバックヤードビルダーの年末進行の現場に
出っくわしたりしてまぁ気まずいこと(笑)。そン時ゃパテと端財の鉄板で
ケーニッヒ風のガラクタに変身させられとりましたが
そんなケースで強制廃車コースを辿ったSAも多かった事でしょう。

 蛇足までに書いとくと、絵で履いてるアルミは「テクノレーシング」という
今じゃ誰も注目しないブランド。
実は家に転がってるヤツを参照したのだが、特に思い入れもない。
じゃ何故保管しているかといえば、履いてるタイヤがもはや貴重品の部類に
入ってしまうアドバン・タイプDだから。
仕方なく今では、観葉植物用のテーブルとなって余生を過ごしております。