昨年の今頃は悩んでいた。



手術が必要なのか

本当に手術をした方がいいのか
このままではいけないのか
どこに相談するか
どこの病院にするか



わからないことだらけで・・・
それでも、30年来の答えを出さなければいけないのだろうとは思っていた。


「手術」という選択



確かに苦しい胸をそのままにしておくのはよくないだろうという気持ちはあったが、
自分が心臓手術を受けるという実感がわかなかった。



思いっきり脅かされて「長嶋さんみたいになりますよ~!」
今でもその言葉はドキッとする。

ありがたいと言えばありがたい
その言葉で踏ん切りがついたのだから・・・



そして、たった一つ
「名古屋ハートセンター」の心臓血管医を頼りに
少しづつ気持ちを固めていく。


心房中隔欠損症はポートアクセスで手術出来る。
心房細動はメイズ手術で治る。


名古屋で手術を受けたかったという気持ち
新しい「かんさいハートセンター」への不安



「心臓」という場所を切り開くことへの「安心」を手に入れたいと思っていた。


祈るような気持ちで米田先生にメールを送ったのを覚えている。



先生の返事をいただいてからはすべてが早く回りだしたような気がする。
気持ちが固まった以上、自分がどこまで納得して手術に挑めるかだけだった。
ただひたすら、「安心」を手に入れたかった。



そして今
確実に一年前とは違う「私」がいる。

胸が楽になっただけではない。
大きく変わった気持ちも感じている。


今までの人生への反省もあり
感謝もあり
今後の希望も大きくなった。
いい人生だったと最後に思いたい。



手術に対する「安心」は手に入れたものの


今後に対する「安心」は誰も手に入れられないもの・だと知った。







☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*  今日のふくちゃん





 猫・ふくすけ